経済学部の井上善博教授が大丸神戸店でワークショップを実施しました
2023/08/24
経済学部の井上善博教授が、8月11日に大丸神戸店1階のメインステージ前で、もとまちこども大学「プログラミングカーで学ぶ2030年の社会変革」を開催しました。
大丸神戸店とは、2018年に「地域社会の活性化と生涯学習の振興に関する包括連携協定」を締結し、将来を担うこどもたちの創造性を高めることを目的としたワークショップ「もとまち こども大学」を中心に、年間を通してさまざまな取り組みを実施しています。
今回のワークショップは、夏休み特別企画として6日間開催するプログラムの第4回目にあたり、小学生とその保護者10組が参加し、経済学部の井上善博教授進行のもと、同学部 井上ゼミ3年次生の改發友美さん、橋本康佑さん、美馬菜月さん、坂口大侑さん、村上元基さん、村越勇紀さんが学生スタッフを務めました。
まず最初に、プログラミングについて井上教授より説明がありました。プログラムとは簡単に言うと、「コンピュータにさせる処理を、順番に書き出したもの」であり、プログラミングとは「コンピュータにやってほしいことを命令すること」なのです。プログラミングによって仕事をオートメーション化(自動化)することで企業は人件費を削減でき、経営効率の改善につながることもあります。
企業経営だけでなく、プログラミングは私たちの日常にも幅広く普及しています。例えばスマートフォンやゲーム、信号、冷蔵庫など私たちが何気なく使っているもの、見かけるものにもプログラミングの技術が使われています。最近ではコンピュータに「〇〇の絵を描いて」と指示すると、自動でその絵を作成してくれる生成AIというものも現れています。
プログラミングの知識を学んだ後は、実際にプログラミングカーを使って目的地に行くためのプログラミング(命令)を体験しました。「前に進む」「後ろに進む」「右に90度回転」「左に90度回転」「止まる」など命令ができるタグをかざすことで、思い通りにプログラミングカーを動かすことができます。「〇〇を通って、××まで向かおう」というお題に最初は苦戦する子どもたちでしたが、井上教授や学生スタッフのサポートで徐々に目的地に到達する手順を考える力を養うことができました。闇雲に指示を出すのでなく、事前に指示の順番を考えてシミュレーションしてから指示を出し、失敗したらどこが間違っていたか見直し、再び指示を出すことを繰り返すことで、プログラミング的思考の大切さを理解することができました。
【参加学生の声】
経済学部 3年次生 美馬菜月さん私は、今回のワークショップで子どもたちにわかりやすく説明することの難しさを改めて学びました。このワークショップが始まる前までは、ブログラミングという言葉を知らない小学生が多く、少し難しい内容だったので、途中で退屈そうにしていたらどうしようかと不安に思っていました。しかし、プログラミングカーを使うことで子どもたちも楽しく学ぶことができたと思います。その姿を見て私も嬉しかったですし、この活動に参加できてよかったと思いました。今後もこのような機会があれば積極的に参加したいです。