神戸学院大学

経済学部

経済学部の岡本ゼミがデータ分析の報告会を開催しました

2024/03/27

岡本ゼミ第1グループの報告
岡本ゼミ第1グループの報告
第2グループの報告
第2グループの報告
第3グループの報告
第3グループの報告

経済学部の岡本弥准教授の2年次生ゼミが1月16日、データ分析の報告会を開きました。

岡本ゼミでは、3年次にデータサイエンスによる企業の問題解決に取り組みます。その準備として、2年次に基本的な統計分析の知識やスキルを学びますが、さらにグループに分かれて興味のある分析テーマを選び、収集したデータを統計分析しました。

1番目のグループ(花咲優気さん・行天弘武さん・岡田颯太さん)は近年注目度が高まっている「都道府県魅力度ランキング」の影響要因について都道府県データを用いて検証し、治安が良い、または食事のおいしさへの評価が高い都道府県ほど、ランキングも高くなることを明らかにしました。さらに、家賃の水準が高いほどランキングの上位に入りやすいという結果も導き出し、「交通アクセスがよい地域ほど家賃も高くなる傾向があることから、家賃の水準が交通の利便性を反映している可能性がある」と説明しました。

2番目のグループ(大坪琉生さん・村上大喜さん・高畑翔さん)は都道府県データを用いて、わが国で増加している自殺者数に影響を与えるマクロ経済要因を検証し、県内GDPの増加が自殺者数を減少させる一方、倒産件数の増加が自殺者数の増加につながることを明らかにしました。

最後のグループ(立巳隆規さん、木村颯さん、外村龍也さん)は、飼育するペットの種類(犬、猫、観賞魚、鳥など)に影響を与える要因を東京大学SSJデータアーカイブから借用した個票データを用いて検証しました。非喫煙者と比べて喫煙者の場合に鳥を飼う確率が高く、また幸福度が相対的に低い人の場合にウサギやハムスターなどの小動物を飼う確率が高いといった興味深い結果を得ました。