神戸学院大学

経済学部

経済学部の関谷ゼミは県議会でサテライトゼミを実施しました

2022/07/19

県議会で発表するゼミ生
県議会で発表するゼミ生
県議会で発表するゼミ生
県議会で発表するゼミ生
県議会で発表するゼミ生
県議会で発表するゼミ生
議会事務局長の講義を聴くゼミ生
議会事務局長の講義を聴くゼミ生
議場で説明を聴くゼミ生
議場で説明を聴くゼミ生
サテライトゼミで小西議長のあいさつ
サテライトゼミで小西議長のあいさつ

経済学部の関谷次博教授が指導する3年次生ゼミが7月15日、県議会でサテライトゼミを実施しました。

ゼミ生14人はまず、本会議場を見学しました。傍聴席に座って議員席を見渡し、設備の特徴や傍聴者への配慮、議員定数や議会の開催日数、着席順などについての説明を受けました。

天井はすりガラスにして災害等で停電になった場合でも、外の光を取り込む構造になっているとの説明を受けました。また、1995年の阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、ゼミ生が座った傍聴席の椅子の下にも折り畳み式のヘルメットが備えられていることも知ることができました。続いて第6委員会室で高永徹県議会事務局長から議会の仕組みなどについての詳細な講義がありました。

最後に小西隆紀議長、水田裕一郎副議長を含め、県議10人(オブザーバー参加も含め)に出席してもらってゼミ生の発表を聞いてもらいました。

■「マナー改善によるバスの利用促進」を提案
県の施策で検討してほしい提案として班ごとに3件の発表の機会をいただきました。まず、才本涼太さん、星住菜々美さん、川下大翔さん、後藤柊哉さん、金部香希さんが「マナー改善によるバスの利用促進」について発表。姫路、明石、垂水各駅での調査から、バス待ちの客が点字ブロックを踏んで並んでいる実態が視覚障がい者に危険をもたらしていることを指摘し、啓発ポスターの改善案を示しました。

■公園を利用して地域ぐるみの子育てを提案
続いて、西谷大輝さん、松野楓花さん、片山拓弥さん、染矢典哉さんが「親が育てる社会から地域で育てる社会へ」と題して。地域の公園を利用して幅広い世代で子育てを行い、公園に人が集まる仕掛けとして昔遊びやラジオ体操などのイベントの開催を提案しました。

■姫路市夢前町の活性化案を提案
最後に、山口彪雅さん、壷坂匠さん、大前亮河さん、倉田将秀さん、西田周平さんが「姫路市夢前町を事例とした地域活性化」と題し、地元の壷坂酒造に集まり、コロナ禍が下火になれば宴会形式で本音を語り合う会を開くことを提案しました。地域住民へのインタビューで、「イベントのための補助金が継続して出ないため、数年に1、2回しか開催できない」などの悩みを聞いたことも紹介しました。

県議の皆さんからは、「発表の演題は再考の余地があるのでは」「マナー改善は点字ブロックを踏むこと以外に検討しなかったか」「子育てには地域力が必要だ。公園の活用という以外にもっと幅広い議論があったか」「補助金の問題もあるが、地域活性化は、担い手不足の問題が大きいのではないか」などと、厳しくも温かいご指摘がありました。