神戸学院大学

経済学部

経済学部のゼミで、ロボット・システムインテグレータ(SIer)企業幹部らの講演がありました

2021/12/13

宮脇機械プラント株式会社幹部らの講義を聴く学生たち
宮脇機械プラント株式会社幹部らの講義を聴く学生たち
岡本社長の話を聴く学生たち
岡本社長の話を聴く学生たち
岡本社長(左)と福岡マネージャー
岡本社長(左)と福岡マネージャー
福岡マネージャーによる仕事の内容の説明
福岡マネージャーによる仕事の内容の説明

経済学部の林ゼミ・竹治ゼミ合同の講義(演習Ⅲ)で12月10日、ロボット・システムインテグレータ(SIer)である宮脇機械プラント株式会社の岡本淳社長と福岡浩憲システム技術部マネージャーの講演があり、3年次生約30人が受講しました。FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)の尽力で実現しました。

宮脇機械プラント株式会社は、1966年創業の兵庫県明石市を拠点とする機械加工システム専門商社です。「ユーザーとメーカーを技術・情報・サービスで結ぶプロデューサー」を理念に、自動車・エレクトロニクス・航空機・エネルギー・非鉄金属・精密機器などの超大手から中堅の企業を顧客とし、各種加工機械とロボットシステムを組み合わせた最適な生産システムの設計・販売を手掛けるシステムインテグレータ(SIer)です。ロボットSIerは、ロボットの導入を検討する企業の現場課題を分析し、最適なロボットシステムを構築するために、さまざまな機械装置や部品などから必要なものを選別し、システムとして統合するエキスパートで、「ロボットに命を吹き込む仕事」と言われています。

講義では、最初に岡本社長から会社紹介や専門商社の機能などの説明がありました。少子高齢化による人手不足が進む中で、「人でもロボットでもできる仕事」はロボットに任せ、人間にしか出来ないことを人がする企業(顧客)ニーズが高まっているとの話がありました。続けて、福岡マネージャーから工作機械やロボットの実際の動画を踏まえながら、SIerの仕事の内容を詳しく説明されました。物をイチから作って、お客さんが喜ばれる顔を拝見して感じるSIerの「やりがい」のコメントもありました。

講義を受講した今仲悠さんは「お客様の要望や注文に合わせて製品を一から作り上げていくSeirという仕事は、途方もない作業と工程、お客様との話し合いのもと一つの製品を作り上げていくということにとても感激しました。また、専門商社はエンジニアの方々が活躍するイメージが大きかったのですが、文系の営業職の方々と一体になり、双方が不可欠な存在であることにとても驚きました」と心動かされた様子でした。

同様に中田海大さんは「システムインテグレータという仕事を初めて聞き、とても重要な仕事だと知りました。企業は製品の生産に必要なロボットを購入し、それを使用するだけだと思っていましたが。その間に入りいかに効率良くロボットを動かすことができるかという企業にとって極めて大切な仕事を行っているシステムインテグレータについて知ることができました。これから就職活動する際に自分の知らない職業を調べ、自分の選択肢を出来るだけ広げていけるようにしたいです」との感想を述べています。