神戸学院大学

経済学部

経済学部の木暮衣里准教授が大丸神戸店・JA兵庫六甲・神戸市と連携してワークショップを実施しました<Workshop01>

2025/11/07

ワークショップの全体説明を行う木暮准教授
ワークショップの全体説明を行う木暮准教授
接客のポイントを伝える大丸神戸店の太田氏
接客のポイントを伝える大丸神戸店の太田氏
笑顔の練習をする参加者
笑顔の練習をする参加者
神戸の野菜について説明するJA兵庫六甲の吉川氏
神戸の野菜について説明するJA兵庫六甲の吉川氏
神戸野菜マップで収穫地を探す参加者
神戸野菜マップで収穫地を探す参加者
包丁の使い方をレクチャーする神戸地域おこし隊の中嶋氏
包丁の使い方をレクチャーする神戸地域おこし隊の中嶋氏
試食で感じたことをワークシートに記録する参加者
試食で感じたことをワークシートに記録する参加者
1回目のワークショップを終えて記念撮影する参加者ら
1回目のワークショップを終えて記念撮影する参加者ら

経済学部の木暮衣里准教授が10月26日にKOBE Co CREATION CENTERで大丸神戸店、JA兵庫六甲、神戸市の特別協力の下、もとまち こども大学「もとまち こどもマルシェ~神戸市産の旬の農産物を学んで楽しく販売しよう~」ワークショップの1回目を開催しました。

当日は経済学部・木暮ゼミの中田あゆみさん、大和優希さん(いずれも2年次生)、橋爪唯乃さん、岡馬拓さん(いずれも4年次生)の4人がサポートスタッフを務め、小学生8人が参加しました。

「もとまち こどもマルシェ」は、マーケティングの学びと大丸神戸店によるおもてなしの心、商品を介して地域を学ぶことを目的に2019年からスタートした企画です。今年は、JA兵庫六甲、神戸市(神戸地域おこし隊)の特別協力を得て、神戸市産農産物の魅力について学び、商品の魅力(価値)をどのようにしたらお客さまに感じていただけるかを、全2回のワークショップを通して考えていきます。

1回目となる今回は、百貨店(大丸神戸店)の接客(おもてなしのこころ)を学び、商品の魅力(価値)をどのようにしたらお客様に感じていただけるか考えました。また、講義だけではなく調理や試食を通して神戸が誇る豊かな農産物の魅力についても学びました。

始めに、木暮先生が2回にわたるワークショップの内容を説明した後、アイスブレイクとして、会場にいる全員が、自己紹介・好きな野菜とその理由について発表しました。

「好きな野菜はトマト。なぜなら食べると手が止まらないから」といった声がある中、「まだ好きな野菜が見つからないので、これから見つけていきたい」という小学生らしい発表もあり、参加者全員が笑顔に包まれる時間となりました。

次に、大丸神戸店の太田陽子氏が講師を務め、お客様に対して心を込めてサービスを提供する「おもてなし」を学びました。基本として、「笑顔」「挨拶」「大きな声」の接客3大行動を説明し、笑顔の大切さを伝えると共に、実際に笑顔の練習を行うことで、子どもたちの緊張が解れていきました。

参加した子どもたちは、真剣な表情で話に耳を傾け、お客様を「笑顔」と「元気な挨拶」で迎える準備を整えました。また、丁寧なおじぎ、野菜の魅力を伝える声掛け(アプローチ)の大切さも教わりました。

次に、JA兵庫六甲の吉川智也氏が講師を務め、神戸の農業の特色として、都市でありながら、西区や北区には多くの田畑が広がり、野菜生産が盛んであることを理解し、農薬を抑え環境に配慮した肥料で育てられた野菜のブランド「こうべ旬菜」について学びました。また神戸市野菜MAPを使って、どの野菜がどこで収穫できるか確認しました。

神戸市の野菜について学んだ後は、実際に調理と試食を行います。

神戸地域おこし隊の中嶋巴椰氏から野菜の切り方のレクチャーを受け、子どもたちは小松菜、キャベツ、ブロッコリー、トマトを切りました。

茹での調理では、「塩分濃度は味噌汁と同じぐらいで、スプーン2杯程度が適量である」とアドバイスを受け、細やかな塩分調整が味に大きく影響することを体験しました。そして、茹で時間を分けた各野菜を試食し、茹で時間の違いが野菜の甘味や食感にどう影響するかを比較。用意された調味料と野菜と組み合わせを試すことで、野菜の魅力をさらに引き出すことを確認し、「食の気づき」をワークシートに記入しました。

最後に木暮先生が、「お店を作ろう!」というテーマで、お店のコンセプトや店頭でのPRに使用するPOPづくりについて説明しました。また、子どもたちの担当農産物を決定し、1回目が終了しました。

本日の学びを踏まえ、11月8日(土)の13時30分~15時30分に大丸神戸店北側外廊にて「もとまちこどもマルシェ」を開店し、神戸旬菜も含んだ農産物を販売します。