神戸学院大学

経済学部

経済学部の石田ゼミ3年次生のチームが、日本学生経済ゼミナール大会プレゼン部門予選で入賞しました

2022/11/08

入賞した「いろいろな色」のプレゼン
入賞した「いろいろな色」のプレゼン
「海猿」のプレゼン
「海猿」のプレゼン
「天然水」のプレゼン
「天然水」のプレゼン
予選後に記念撮影する石田ゼミ
予選後に記念撮影する石田ゼミ

第68回日本学生経済ゼミナール滋賀大学・新潟大学大会プレゼンテーション部門予選が10月23日、Zoomで開催され、経済学部の石田裕貴准教授ゼミ3年次生3チームが参加、1チームが入賞しました。

全国の経済学部・経営学部・商学部の学生が毎年1500人以上参加する、日本でも最大規模の学術大会です。今年度のプレゼン部門予選には203チームが参加し、19の分科会でプレゼンテーションが行われました。

石田ゼミの3年次生は、「いろいろな色(山本大晴さん、塚﨑悠矢さん、水江さん、大坪悠紀さん、岩崎泰拓さん)」、「チーム海猿(石丸悠太さん、棗康太さん、福村拓人さん、宮本智央さん)」、「天然水(土池陸人さん、松木紘弥さん、福永楽人さん、宮地司さん、藤原勇輝さん)」の3チームで参加しました。

「いろいろな色」は、「色と購買意欲の関係」のテーマを設定し、色覚異常がある場合でも、商品のパッケージやシール、POPなどの補助により、商品の味やイメージをつかみやすくし、購買意欲を高められると考えました。チームは、9月の2週間、実際に姫路市のパン販売店に協力を得て、5種類のパンのパッケージにオリジナルのシールを貼付するイベントを開催し、売上個数を比較しました。従業員や客へのインタビュー、アンケート調査の分析を加えてプレゼンし、分科会で3位に入賞しました。

「チーム海猿」は、日本がペットボトルのリサイクル率と回収率が比較的高いにも関わらず、使用済みペットボトルをペットボトルとして再生利用する「ボトル to ボトル」での回収が進んでいないことに疑問を持ち、「ボトル to ボトル~デポジット政策によるリサイクルの促進~」のテーマで報告しました。諸外国の状況を調査する中で、「ボトル to ボトル」の回収率が高いドイツのデポジットシステムを参考にすることにより、日本へのデポジット制度の導入を提言しました。

「天然水」は、高齢化社会における持続可能な地域公共交通サービスの必要性を検討し、「姫路市豊富町の交通問題解決へ~自動運転バスARMAの導入~」のテーマで、研究を進めました。この分野で先行する茨城県境町の事例を詳細に分析し、姫路市内で比較的高齢化が進んでいる豊富町での自動運転バスの導入を考察しました。さらに、具体的な運行ルートや持続的に運行可能とするための財源についての提言をまとめました。

「3チームとも、日頃のゼミ活動の研究成果を披露することができました。また、全国のゼミの多様で興味深い研究成果を知ることができ、大変刺激を受けました。審査員からいただいた評価や助言なども参考にし、今後のゼミ活動に生かしていきたいと思います」と、石田准教授は話しています。