神戸学院大学

経済学部

経済学部の関谷ゼミが菊正宗酒造記念館と樽酒マイスターファクトリーを見学しました

2022/10/31

記念館で説明を聞く関谷ゼミ生ら
記念館で説明を聞く関谷ゼミ生ら
記念館で説明を聞く関谷ゼミ生ら
記念館で説明を聞く関谷ゼミ生ら
大きな酒樽も見学
大きな酒樽も見学
記念撮影する関谷ゼミ生ら
記念撮影する関谷ゼミ生ら

経済学部の関谷ゼミは10月25日の「演習Ⅰ」の時間に神戸市東灘区にある菊正宗酒造記念館と併設の樽酒マイスターファクトリーを見学しました。

前週の香り袋づくり体験に引き続き、伝統産業、地場産業、並びに手仕事を現場体験に基づいて理解しようと、灘五郷として知られる日本酒づくりの産地の老舗、菊正宗酒造を訪れました。

菊正宗酒造記念館では、松田昌晃館長の案内で、古来独特の酒造りの技法である生酛(きもと)づくりの工程を学びました。手間と時間を要するこの技法は今では数こそ少なくなったものの、独特の味を醸し出す貴重なものであるとの説明を受けました。学生たちのなかには、米を炊くのではなく蒸すという工程、あるいは麹造りという工程を経て日本酒がつくられることを初めて知った学生もいました。

また、樽酒マイスターファクトリーにも案内いただき、酒樽の製造現場を見学しました。松田館長から「接着剤や釘を使わずに酒樽をつくっている」という説明を受けると、学生たちからは驚きの声が聞かれました。職人の技が必要とされるものの、職人の数は年々少なくなっており、技術伝承の問題も併せて知ることができました。

製造現場では女性職人が酒樽を巻く竹をいとも簡単に輪のかたちにつくりあげていく技も見せてもらいました。できた竹の輪を手に取って見せてもらうと想像以上に重いことに気づかされました。「相当な力がいるのではないですか」との質問に、女性職人の方からの「筋力トレーニングは欠かせません」との返答に、職人としての意気込みを感じさせられました。

伝統産業、地場産業、手仕事について、現場体験による五感を使った学習の成果は、最終的には2月に予定している海外の人向けの発表会でその魅力を伝えることに生かされます。