神戸学院大学

経済学部

経済学部の岡部芳彦教授がウクライナ大統領賞「黄金の心」を受賞しました

2025/06/12

ゼレンスキー大統領から「黄金の心」賞を授与された岡部教授
ゼレンスキー大統領から「黄金の心」賞を授与された岡部教授
岡部教授を祝福するゼレンスキー大統領
岡部教授を祝福するゼレンスキー大統領
岡部教授から贈られた著書を掲げるゼレンスキー大統領
岡部教授から贈られた著書を掲げるゼレンスキー大統領
フォーラム創設についての意向確認書に署名する岡部教授
フォーラム創設についての意向確認書に署名する岡部教授
署名する岡部教授
署名する岡部教授
「黄金の心」賞の賞記と記章
「黄金の心」賞の賞記と記章

経済学部の岡部芳彦教授(国際交流センター所長)が6月6日、ウクライナの首都キーウで開かれた「第3回地域・都市間協力国際サミット」の冒頭で、大統領賞「黄金の心」をボロディーミル・ゼレンスキー大統領から授与されました。

■人道支援の提供、領土保全の支持などに
「黄金の心」賞はウクライナならびに同国民の安全を保護し、ボランティア支援の提供とボランティア活動の発展に対する多大な貢献を表彰するために2022年12月に創設されました。日本人では初めての受賞となります。岡部教授への同賞授与についてのウクライナ大統領令によれば「人道支援の提供、およびウクライナ国家の主権と領土保全の支持」が受賞理由です。同賞の過去の外国人受賞者には、ウクライナの最前線で避難者の援助活動に従事する中で被弾し死亡した国際NGO関係者もいます。

壇上で賞記ならびに記章が授与された後、岡部教授はゼレンスキー大統領に著書『日本ウクライナ交流史1915-1937年』のウクライナ語版を手渡しました。同書の翻訳者は経済学部のナディヤ・ゴラル講師です。

兵庫県から岡部教授への知事代理としての派遣要請は、備酒伸彦学長に対してありました。同国政府が開催する国際サミットに出席するためです。戦時下のウクライナには退避勧告が出ていますが、同国の復興に携わる関係者には、例外として日本の外務省への届け出・了解を得て、キーウへの渡航が認められており、本学も訪問を承認しました。

■日宇地域間協力フォーラム創設に署名
阪神・淡路大震災から30年を迎えた兵庫県では9月20日に宮城、福島、新潟、熊本、兵庫のほか、トルコも含めて国内外の被災自治体に加え、ウクライナのパートナー州であるイヴァノフランキウシク州のスヴィトラーナ・オニシチューク知事、ミコライウ州のヴィタリー・キム知事を招いて創造的復興サミットを計画中です。翌21日は、会場を本学に移し、本学ならびに在神戸ウクライナ名誉領事館主催、兵庫県共催で「日本ウクライナ地域間協力フォーラム in ひょうご」を開催する予定です。今回は、同国際サミットにおいて、兵庫県とパートナー州との間でフォーラムの創設についての意向確認書(LOI)に、斎藤元彦知事(サミットは欠席)とともに、兵庫県ウクライナ支援プロジェクトチームのアドバイザーとして署名するのが岡部教授の役割でした。

■「受賞は10分前に聞いた」岡部教授
岡部教授は「受賞については10分前に聞き、思いがけないことで驚きましたが、神戸学院大学には長年にわたりウクライナとの学術交流を支援してもらいました。これまでウクライナを支援いただいた日本や兵庫県の皆さんを代表しての受賞と思います。今後ともウクライナへの支援をよろしくお願いします」と話しています。

岡部教授への賞授与のウクライナ大統領令はこちら

NHK「NEWS WEB」の記事はこちら

産経新聞の記事はこちら

共同通信(47NEWS)の記事はこちら

時事通信の記事はこちら

授与式の動画はこちらこちら

意向確認書署名式の動画はこちら