神戸学院大学

経済学部

経済学部の関谷ゼミが兵庫県議会サテライトゼミを実施しました

2026/07/15

発表する1班の学生
発表する1班の学生
発表する2班の学生
発表する2班の学生
発表する3班の学生
発表する3班の学生
記念撮影する関谷ゼミ生
記念撮影する関谷ゼミ生
成田県議会事務局長の「地方議会について」のレクチャー
成田県議会事務局長の「地方議会について」のレクチャー
県議の皆さんの自己紹介
県議の皆さんの自己紹介

経済学部の関谷次博教授の3年次生ゼミが7月10日、兵庫県議会大会議室でサテライトゼミを実施しました。今年度で9回目となり、学生17人が参加しました。

冒頭で成田徹一県議会事務局長から「地方議会について」のテーマでレクチャーを受けました。各会派から、提案を聴く6人の県議とオブザーバーの県議4人の皆さんに参加いただきました。

■将来の献血者不足を防ぐ
学生は3班に分かれて順にプレゼンテーションしました。1班は「将来の献血者不足を防ぐ『アクセス改善』」と題して発表しました。若年層の献血率の低下から、「現在は必要な血液を供給できているが、将来のドナー候補の減少から安定供給への懸念がある」と見通しを示しました。西宮市の「にしきた献血ルーム」で利用者51人、また県内各地の街頭で58人から聞き取り調査を実施し、生活圏内におけるアクセスの良さが献血場所の設定において重要で、献血未経験者は「献血場所が近くにない」「時間がない」を理由に挙げる人が多いことが分かりました。このことから大型イベントの待機時間を利用して会場付近で献血を呼びかけることを提案し、友人やファン仲間と一緒に献血することで「痛いのではないか」などの恐怖心も軽減されるとしました。

県議の皆さんからは「自分が献血するとしたら、こんなメリットがあればいいなという(例えば単位がもらえるとか)大学生らしい意見も聞きたかった」「自分たちのイベント、例えば大学祭の出し物として献血コーナーを作り、協力すれば何かがもらえるとかの企画もあって良いのでは」などの指摘がありました。

■事業ごみの搬出ルールを厳格に
2班は「サンキタエリアのゴミ問題~ゴミを減らす第一歩~」と題して発表しました。神戸の中心街でもある阪急神戸三宮駅北側のサンキタエリアの美観を損なっている原因として、特に事業ごみの出され方に問題意識を持って店舗などへの聞き取り調査を行い、解決策を探りました。商店街のルールでは、事業ごみは営業終了後に出すことになっているが、店が狭いなどの理由で昼間の営業時間中にも出されており、朝の収集時間までずっと置かれていることなどが分かりました。店長しかルールを把握しておらず、アルバイトに伝わっていないことも判明。視覚的に分かりやすいルールブックのデザイン案を複数提示し、ポスターにして店の前に貼ることを提案しました。また搬出ルールに違反したアルバイトにはペナルティーを科すこともありうると述べました。

県議の皆さんからは「商店街の組合はどうなのでしょうか?」と質問があり、学生が「組合が店に要請しても、うちはその時間にごみを出すのは難しいと言われ、どうにもできないとの回答でした」と答えました。「ルールを示すポスターは店の中にも貼って毎日確認してもらうようにすればよい」との意見もありました。

■消防団員の減少が止まらない
最後に3班は「消防団員減少の要因と地域との関わりについて」と題して発表しました。全国的に消防団員が減少する中、兵庫県内では、ゼミ生の1人が暮らしている福崎町では消防団の知名度が高く活動も活発であることに着目。同町の消防団員への聞き取り調査を実施した結果を報告しました。20代の団員の入団の理由は「親が入団していたから」「周りが入団しているので」などの回答があり、中高年層の入団の理由は「祭りに参加するから」「福崎に住み続けるから」などの回答があったことを紹介しました。福崎町では人口に占める団員の比率が県内他市町より高く、入団者の平均年齢も若いことも調査で裏付けられました。まとめとして、「福崎では消防団がコミュニティの中心になっており、入らないといけない流れができている」と結論付けました。

県議の皆さんからは「自身が消防団に入らない理由は?」と質問があり、学生たちは「ゼミの課題などで忙しくて時間が取れない」「飲み会が多いらしく、若い団員がいないので話の輪に入りにくい」などと答えました。「入団者がいないので制限年齢を超えても抜けられないと聞く。自治会と同様に地元愛が薄れているのが問題だ」との指摘もありました。

サテライトゼミを終えて、木村翔太さんは「議員の皆様への発表という大変貴重な機会をいただき光栄でした。この経験を糧に、一層学業に励んでまいります」と感謝の言葉を寄せました。坪田明憲さんも「自分たちが住んでいる地域の課題について考える事ができ、とても良い経験になりました」と考えを深めた様子でした。