経営学部の石賀ゼミ生が兵庫県中小企業診断士協会主催のビジネスコンテストで取り組んでいるプロジェクトの内容を発表しました
2025/11/10
経営学部の石賀和義教授ゼミ3年次生の廣瀬拓哉さんと髙嶋真次さんが11月8日、一般社団法人兵庫県中小企業診断士協会が神戸市中央区の市産業振興センターで開催した「未来を創るビジネスプランコンテスト2025」の事例発表で、ゼミの取り組みをそれぞれ発表しました。
同コンテストは、中小企業診断士の日を記念して初めて開催され、コンテストとは別に「県下大学生による企業課題の事例発表」のコーナーがあり、石賀ゼミで取り組んでいるプロジェクトの内容を発表しました。
廣瀬拓哉さんは「道の駅はが ブラッシュアップ プロジェクト」について説明しました。具体的な提案策として、①動画によるSNS発信②宍粟町にある音水湖のカヌー大会における商品販売③ビジネスマッチングによるうどんのメニュー化④大学コンソーシアムひょうご神戸とINAC神戸レオネッサが共催した子ども向けイベント「シンキッズフェスティバル」におけるかきもちの販促――などを報告しました。
西口延良中小企業診断士より、「本案件は、11月6日に開催されたひょうご信用創生アワードでも優秀事例として選定され、そこでは石賀ゼミの活動も報告されていた。地域活性化として道の駅や宍粟市の音水湖を取り上げた着眼力は素晴らしく、情報発信の方法も的確であった」と高評価の講評をいただきました。
髙嶋真次さんは「KOBE観光促進プロジェクト」を説明しました。神戸空港の国際化に伴うインバウンド需要の取り込みや市内の観光需要の浮揚を課題ととらえ、日本文化を発信できる灘五郷や市内周遊バスのフィールドワークを行った結果を報告しました。灘五郷は魅力的ながら、他言語対応やキャパシティ(収容人員)に関する課題を抱えており、周遊バスは乗り場の分かりにくさ、バスマップの機能性、特設ループバスの仕様などについての課題がある点を説明しました。
大内利之中小企業診断士より、「兵庫県は宿泊施設が弱い点を的確に捉えており、バスの設備などの分析も、椅子を取り払う提案は、欧州の顧客は座らない人が多いため、得策であると感じる。今後は、長期滞在者やリピーターの確保が課題であり、そのためには、訪問者の帰国後における口コミサイトへの書き込みを促進することなども検討すると良い」との前向きな講評をいただきました。
両ゼミ生とも「発表は非常に緊張しました。スムーズなプレゼンテーションではなかったかもしれないが、自分たちの思いを精いっぱい伝えることはできました」と発表が無事終わったことに安堵していました。
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