経営学部の石賀ゼミが連携している宍粟メイプルなどの取り組みが「2025ひょうご信用創生アワード」で優秀賞を受賞しました
2025/11/10
兵庫県地域支援金融会議が主催する「2025ひょうご信用創生アワード」が11月6日に神戸市中央区のラッセホールで開催され、経営学部の石賀ゼミが連携している宍粟メイプルなどの取り組みが優秀賞を受賞しました。
「ひょうご信用創生アワード」は、兵庫県地域支援金融会議の参加機関から金融、経営支援を受け、優れた成果(現在進行中の事例を含む)を上げた中小企業・小規模事業者の事例を顕彰するもので、2017年度から開催しており、今回は6回目の開催となりました。
石賀ゼミが「道の駅はが ブラッシュアップ プロジェクト」で連携している宍粟メイプルと同社を支援する西兵庫信用金庫、兵庫県信用保証協会が、「社長の郷土愛が経営改善の連鎖を引き起こし、地域貢献にまで発展した事例」と題した支援事例を報告しました。
具体的には、宍粟メイプルの名畑浩一社長から、①宍粟市職員であった自分が第3セクターの同社の社長に就任し、経営改善に取り組み、財務内容を改善し、業績を急拡大させたことと、②最近は関係人口の増加や地域貢献を推進していることを説明しました。また、西兵庫信用金庫事業支援部課長の辰己豊さんと県信用保証協会伴走支援課長の堀口穣さんからは、③兵庫県よろず支援拠点や中小企業診断士の経営支援を活用したことと、④経営学部の石賀ゼミとの産学金連携に取り組んでいることを説明しました。これらの取り組みが高く評価され、応募した42団体の中から、最優秀賞1団体に続く優秀賞4団体の一つに選ばれました。
審査委員長の家森信善教授(神戸大学経済経営研究所地域共創研究推進センター長)から、「本件は、郷土愛にあふれる名畑社長が経営改善しようとする動きを信用金庫と信用保証協会が伴走支援したとても素晴らしい事例である。また、企業、金融、大学が連携した地域再生の新しいモデルとして評価できる」との高評価の講評がありました。
受賞について、名畑社長から、「取り組みが高く評価されて大変光栄である。今後も地域になくてはならない総合商社となることを目指して、努力を続けていきたい」との感想が寄せられました。


