神戸市立西山小学校で経営学部の辻ゼミがフェアトレードに関する連携授業を行いました
2026/01/14
昨年クラウドファンディングでの資金調達を経て製品化した、フェアトレードが学べるゲーム教材「ショコラトレード」を使って、経営学部の辻幸恵教授とゼミ生14人が、12月4日に、神戸市立西山小学校の5年生89人に対し連携授業を実施しました。
このプロジェクトは神戸学院大学、株式会社omochi、株式会社みなと銀行が連携し、地域の小学生に「消費者教育」の学びを届けることを目的とし、2023年度よりスタートしました。
前半は、辻教授とゼミ生たちが、フェアトレードに関する授業を実施しました。国際フェアトレード認証ラベルの説明や、身近にあるフェアトレード商品について紹介し、フェアトレード商品の値段が高くなる理由やその背景について説明しました。
後半はグループに分かれ、「ショコラトレード」を使ったゲームを体験しました。このゲームは、参加者が開発途上国のチョコレート生産者になってチョコレートを販売し、よりたくさんのお金を集めた方を勝利となります。ただ、売買が成立するのは、一番安く価格を設定した生産者のみとなるため、他の生産者との駆け引きや価格設定等が重要になります。子どもたちはどのようにすれば自分のチームのチョコが売れるか話し合ったり、他チームと交渉しながらゲームを進め、楽しみながらフェアトレードについて学びました。
「ショコラトレード」を体験した子どもたちは、「生産者の立場になって考えると、チョコレートを売るために、カカオの栽培や管理にもお金が必要で、安い値段で売れてもほとんど利益がないと思った!」「自分のチームだけがたくさんのお金を稼げてしまったが、本当にこれでいいのかと疑問に思った」といった感想を述べ、生産者の立場から見える価値観にも触れることができ、子どもたちにとって貴重な学びの機会となりました。
西山小学校 矢野洋丞先生からのコメント
子供たちに「可視(かし)こい人になって欲しい」という願いを伝えるところからこの学習をスタートした。教科書や資料集を調べると、日本が原料に乏しく輸入に頼っている現状や、兼ねてより「加工貿易で発達した」ことに気付くことができる。今回の「ショコラトレード」では遠い国に住む、チョコレートの生産者の立場になる経験をさせてもらった。普段考えることのない方の立場にまで考えを巡らす経験は、子供たちの想像力や思考力を搔き立てたと考える。ゲームという形が子供たちにとってなじみやすく、大学生も親切にかかわってくれたため、温かい学びの場になったように感じた。対話的で深い学びの場を提供してくださった辻教授はじめ、学生のみなさんに感謝を申し上げたい。- 生駒凉牙さん(3年次生)
今回、私は初めて講義という形で自分たちが続けてきたフェアトレードについて、小学生に紹介しました。本日を機に小学生の皆さんがフェアトレードやその商品に興味を持ってくれたならば何より良かったと思います。私自身もこの体験からフェアトレードについての学び直しが出来ました。フェアトレードの仕組みを小学生向けに伝えること、ゲームを通してビジネスを学んでもらうこと、私のコミュニケーション能力も鍛えられる場にもなりました。小学生や教員の方々から頂いたコメントも大変参考になりましたので、次回に生かせたらと思います。今後も、多くの方々が少しでもフェアトレードやその商品を意識してくださるようになれば嬉しいです。また、これからも、より力を入れて頑張っていきたいと思います。 - 井上友希さん(3年次生)
前回は保護者の方に向けてフェアトレードやSDGsについてお話ししましたが、今回は小学5年生への授業ということで、より身近に感じてもらえるよう工夫しながら進めました。フェアトレードゲームの説明を行った時も、小学生たちが私の話を真剣に聞いてくれました。また、ゲームが始まるとグループで積極的に話し合いながらフェアトレードや貿易について一生懸命考えて取り組んでくれました。実際に参加してくれた小学生の皆さんと話す中で、フェアトレードの仕組みだけでなく、生産者の気持ちや取引の難しさまで感じ取ってくれていることがわかり、とても嬉しく思いました。今回の授業を通じて、少しでもフェアトレードへの理解が深まっていれば嬉しいです。
講義を担当した学生からのコメント
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