経営学部辻教授とゼミ生が西区Dラーニングで「大学生に学ぶフェアトレード」を行いました
2025/10/09
経営学部の辻幸恵教授とゼミ生9人が、10月4日に西区Dラーニング「大学生に学ぶフェアトレード」を西区役所内で開催し、12組30人の小学生とその保護者にフェアトレードの学びを届けました。
西区Dラーニングとは、子どもの視野を広げ、将来の選択肢を増やす小学生向けの多様な学びの場のことを指し、西区内の大学や企業の協力のもと実施する、神戸市西区オリジナルのイベントです。
このゲームでは、参加者が開発途上国のチョコレート生産者になってチョコレートを販売し、よりたくさんのお金を集めた方を勝利とします。ただ、売買が成立するのは、一番安く価格を設定した生産者のみとなるため、他の生産者との駆け引きや価格設定等が重要になります。
同じ時間、同じ労力をかけて作ったチョコレートが、取引の中で労働に対する正当な対価(報酬)を得ることができない現状について、ゲームを通して学び、生産者に対して適正な対価(報酬)を払うことが重要であることを知ってもらうことを目的としています。ゼミ生らは講義とゲーム体験を交えながらフェアトレードの大切さを参加者に伝えました。
参加者からは「自分たちが買うお菓子が世界の人たちの生活に繋がっていることを実感しました」「ゲームを楽しみながら生産者の気持ちを考えるきっかけになった」等のコメントがありました。
今回のイベントリーダーを務めた井上友希さんと鳩野優真さん(3年次生)は、「フェアトレードについて知らない参加者も多い中、私たちの話を真剣に聞いてくださったことがとても嬉しかったです。また、一緒にフェアトレードゲームを行う中で、参加者の皆さんが楽しそうに取り組んでくださる様子を見て、私たち自身もとても嬉しく、楽しい時間を過ごすことができました。今回のようなワークショップを通して、フェアトレードをより身近に感じていただけたら嬉しいです」と感想を述べました。