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All NEWS学部長からのメッセージ

長谷川 千洋
心理学は「こころ」を学ぶ学問であり、人生の最も興味深い謎である「こころの働き」の解明を目指しています。すなわち、われわれの感情、思考、行動に関わる全てのことが心理学の学問テーマとなります。心理学の知識とその応用は、自己を理解し、
他者と豊かで健全な関係を築き、主体的にさまざまな問題に取り組める手段のひとつになります。
心理学部のカリキュラムでは、1年次生から専門講義科目に加えて実践的な演習・実習科目を設けています。まず、こころの基本的な働きである感情、思考や記憶などに触れ、こころや言語の発達を理解し、心理学の応用として脳の働き、メンタルヘルス、対人関係など、現代社会において求められるスキルと知識が4年間を通してバランスよく学べます。
神戸学院大学心理学部教員スタッフは豊かな専門的知識と実務経験をもとに、次世代の公認心理師を養成します。また、社会の多様な分野で心理学の知識と技術を応用して社会に寄与できる人材の育成に尽力いたします。心理学部の学びを通して、学生のみなさんが多くの仲間と出会い、共に成長し、将来に向けての可能性を拡げていくことを心から期待しています。
心の動きを科学で分析し
現代社会のなかで生きる、実践的な力を身につける
高度な情報化社会となった今、人と情報とのかかわり方を考え、心の問題と向き合うことの重要性が高まっています。心理学というと、“思い”や“気持ち”といった、感情的な側面がイメージされがちですが、データや調査をもにした科学的なアプローチで、心の動きを分析することに、その本質があります。本学部では、心理学の知識を社会におけるビジネスやコミュニケーションに生かせるよう、実践的な教育を重視。研究環境を充実させるとともに、将来のほかの医療職との協働も見据えてIPE(専門職連携教育)の学びも取り入れています。心理学の対応分野は幅広く、先輩たちはさまざまな業界で活躍しています。社会に生かせる専門的なスキルで、あなたの未来を拓きましょう。
学びのフィールド 心と向き合い、多様な分野で活躍できる人材へ
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- 臨床心理学
- 心の悩みや葛藤を持った人が、その問題を解決できるように援助するための理論や技法を追究。授業では、心理療法や心理検査について学びます。
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- 発達心理学
- 胎児から老年まで、人間の一生における心身のダイナミックな変化を、さまざまな角度から学修。自分自身の変化を理解する際にも役立ちます。
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- 認知心理学
- 視覚や聴覚のメカニズム、情報を記憶する過程、推理のクセなどを学びながら、人間がものを認知するしくみを研究。データ分析も取り入れます。
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- 医療心理学
- 医療現場で必要とされる心理学です。授業の担当は、精神科や神経内科で働く医師や公認心理師。現役の医療従事者ならではの知識と技術を学びます。
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- 社会心理学
- 社会の中の個人や人と人のかかわりなど、集団の行動を理解しようとする学問です。コミュニケーション上の表情や視線の役割なども学びます。
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- 産業・組織心理学
- 働く人たちの心理や行動、集団の中で生まれる問題、職場のストレス、集団のなかで一人ひとりが活躍するための方法などについて学びます。
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- 消費者心理学
- 商品を選ぶプロセスやクチコミ、ブランドの影響や消費者被害に関して学び、商品購買やその利用とかかわる行動の理解をめざします。
心理学部 学科構成
教育研究上の目的
神戸学院大学学則(抄)
- (目的)
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第2条の7 第2条に規定する各学部又は学科における教育研究上の目的(以下この条において「目的」という。)は次のとおりとする。
(5) 心理学部心理学科の目的は、心理学の知識・技能、考え方を体得し、建学の精神「真理愛好・個性尊重」に基づき、多様な人々と協働し、心の健康の増進に主体的に貢献できる人材を養成することとする。