神戸学院大学

経営学部

経営学部の辻ゼミなどが神戸ハーバーランドのホテルに新企画提案のプレゼンをしました

2021/07/14

プレゼンする辻ゼミ生ら(中央のスピーカーが狗巻さん)
プレゼンする辻ゼミ生ら(中央のスピーカーが狗巻さん)
辻ゼミ生のプレゼンを聴く参加者ら
辻ゼミ生のプレゼンを聴く参加者ら
パワーポイントで説明する辻ゼミ生
パワーポイントで説明する辻ゼミ生

経営学部・辻幸恵教授が担当する基礎演習1を受講する2年次生らが7月13日、神戸市中央区の「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」に新企画を提案するプレゼンテーションをしました。会場は中央区新港町のコンベンションホール「ホテル ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン」です。

■神戸青年会議所が企画し、2大学3ゼミが参加
神戸の経済活性化や「働き方」見直しのため、「起業」を職業選択の選択肢に加えてもらおうと「起業塾」設立を準備する神戸青年会議所が主催しました。「起業」にも必要な現状分析と収益につながる事業案の検討を通じて、「ビジネス創造の楽しさを学生に感じてもらう」のが目的です。観光ホテルを対象に選んだのは「学生にとってイメージしやすい」業種で、観光関係の業界は特にコロナ禍で苦境にあるからなどの理由です。

神戸青年会議所のメンバーでもある同ホテルに、学生の若い感性と調査研究から生まれたアイデアを収益の向上にもつなげてほしいと、協力を要請しました。経営や観光について研究している学生の中から、辻ゼミのほかに神戸国際大学経済学部の上田ゼミと北ゼミが参加しました。

■神戸産品のオーダーメイドはいかが 辻ゼミ提案
辻ゼミの企画は宿泊客に長期滞在してもらうことを目的に、オーダーメイドで神戸の伝統的産品である靴やスーツ、真珠のアクセサリーなどを滞在中に作ってもらい、注文してもらうことで収益を得るというアイデアでした。「神戸の靴は『はき倒れ』と言われるほど定評があります」「シニア世代には神戸=パールシティーのイメージが根付いています」などと、その産品を滞在期間中に作ってもらう理由を説明し、フルオーダーとセミオーダー別に価格設定と製作に必要な費用、おおよその納期も提示しました。

ホテルの清水健二副総支配人からは「マーケティングの基本をよく押さえていると感じた。発表は分かりやすく、ホテルと地元企業との関係もよく研究されていることも分かった」と、評価してもらいました。

■最優秀は神戸国際大学経済学部の北ゼミ
審査の結果、「ホテル内外での楽しみ」を宿泊客に提供し、ホテルのアメニティーグッズを地元神戸の洗練された産品で統一することなどを提案した神戸国際大学の北ゼミが最優秀となりました。檜山和司総支配人からは「(企画として)行けるかなというのがいくつかあった。10分間のプレゼンで神戸の街を元気づけたいという皆さんの意欲が伝わった」と全体の講評がありました。

辻ゼミ発表者の1人の狗巻圭亮さんは「コロナ禍で入学式も授業もオンラインが続き、こんな言い方をして良いのか分かりませんが、今日の発表でようやく大学生になれたと実感したというのが正直な気持ちです。辻先生からも貴重なアドバイスをいただき、多様な意見を集約できました。利益計算の得意な人、パワーポイントの資料を作るのが得意な人など全員で力を合わせることの大事さも学びました」と、話していました。