神戸学院大学

経営学部

楽天ヴィッセル神戸の徳山社長による特別講義が経営学部の3ゼミ合同で実施されました

2021/12/09

講義する徳山社長
講義する徳山社長
佐藤学長のあいさつを聴く学生ら
佐藤学長のあいさつを聴く学生ら
柳ゼミのプレゼン
柳ゼミのプレゼン
辻ゼミのプレゼン
辻ゼミのプレゼン
田中ゼミのプレゼン
田中ゼミのプレゼン

本学とのパートナーシップ事業の一環として、「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の徳山大樹代表取締役社長による特別講義が11月24日、ポートアイランド第1キャンパスで実施されました。

経営学部の田中康介教授(副学長)、辻幸恵教授、柳久恒准教授のゼミが合同で企画しました。①コロナ禍で入場制限がある中、観客がスタジアムに戻ってくるための施策を考える②スタジアムに来られなくても顧客満足度を高める施策を考える③①②の施策を収益化出来る方法を考える――と事前課題が出され、各ゼミの代表が知恵を絞ったアイデアをプレゼンで紹介しました。プレゼンに先立って佐藤雅美学長があいさつし、「徳山社長には貴重な時間を割いていただくのですから、学生の皆さんは今日のお話を全力で吸収するようにしてください」と呼びかけました。

柳ゼミ「席ガチャの導入を」
柳ゼミは実重拓磨さんら4人が担当グループの9人を代表してプレゼンしました。アイデアの一つは格安航空会社「ピーチ航空」がカプセル型自動販売機で販売している「旅くじ」をヒントにした「席ガチャ」。会場でカプセルを使った「ガチャ」をして当選すれば観覧席のグレードアップを図るというものです。当日売れ残った席を有効活用し、リピート客の増加が期待できる点をメリットに挙げました。二つ目は「バーチャルノエスタ(ノエビアスタジアム神戸)」。VR形式で試合の映像を配信するというものですが、放映権がネックになるという認識も示しました。

徳山社長からは「ヴィッセル神戸はサッカークラブであり、エンターテインメントを提供する企業です。感動が大きければスタジアムにまた来たいと思われるでしょう。そこに着眼した面白いプレゼンでした」とのコメントがありました。

■辻ゼミ「有名店との限定コラボ商品販売」
辻ゼミは沖元啓人さんがゼミ生4人を代表してプレゼンしました。一つ目のアイデアは歴代復刻ユニフォームの限定販売と、神戸の有名店との限定コラボ商品の販売です。フィナンシェやマドレーヌをミニサイズのステッカーを同封して普通よりやや高めの料金で販売するというものです。二つ目は新規サブスクリプション(定額料金を支払い、利用するコンテンツやサービス)としてオンラインの有料トークショーやロッカールームの映像などを配信するというものです。

これらの提案には徳山社長が「神戸の方々にゆかりのある企業さまとのコラボ商品を販売してきました。まずはもっと神戸の方々にヴィッセル神戸を身近に感じて頂けるようにコラボ企画を進めていきたいと思います。サブスクリプションはVISSEL CHANNEL+(ヴィッセルチャンネル+)を既にやっており、お客様のニーズに合致しているかどうか日々試行錯誤しながら取り組んでいます。動画の配信はファンクラブとのポジショニングの違いを考え、YouTube動画との差異化をどう図るかが難しいと考えています」と答えました。

田中ゼミ「スタジアム弁当に子どもメニューを増やす」
田中ゼミは吉田千華さんら4人がプレゼンしました。新型コロナウイルス感染防止策として、ワクチンパスポート(接種証明書)をゲートで見せて入場するシステムを導入し、オリジナルマスクを配布することを提案しました。また、協賛店を募ってデジタルスタンプラリーを実施する▽本学チアリーダー部などによるハーフタイムショーの企画▽本学卒業生のタレントによるノエビアスタジアムでのジョイントコンサートの開催▽スタジアムで販売している弁当は定番メニューや子ども向けメニューを増やし、デリバリーサービスも始める――など多彩な案を考えました。

徳山社長は「政府が定めているワクチン・検査パッケージを導入しており、安心安全なスタジアム運営に努めております。スタジアム弁当のお子様目線の商品・グルメという視点は非常に良いアイデアだと感じました」と、高く評価してもらうことができました。

関連記事はこちら