神戸学院大学

心理学部

心理学部の難波愛准教授が体験型公開講座「絵本を作ってみよう! “何に見えるかな…?”で始まる親子の物語」を実施しました

2025/10/02

指キャッチのデモンストレーション
指キャッチのデモンストレーション
アートセラピーの技法について説明する難波先生と大学院生
アートセラピーの技法について説明する難波先生と大学院生
協力して絵本をつくる親子
協力して絵本をつくる親子
難波先生とサポートを務めた心理学研究科の大学院生
難波先生とサポートを務めた心理学研究科の大学院生

「秋の体験型公開講座」の第1回目として、心理学部の難波愛准教授が、9月27日に体験型公開講座「絵本を作ってみよう! “何に見えるかな…?”で始まる親子の物語」を神戸市立西図書館で実施しました。

本学では大学の教育を社会に還元することや、地域の人々の生涯学習に積極的に関わることを目的に、知識や理論を身につける講義と実習や体験等を組み合わせた体験型の公開講座を企画し、開講しています。

当日は、小学2~4年生の親子9組18人が参加し、大学院心理学研究科の吉良響さん、森田夕稀さん、渥美藍さん、奥田結衣さん、金田望さん、圓田結子さんの6人がサポートを務めました。
 
はじめに、アイスブレイクとしてリズムに乗って手をグーパーに開く動作や鼻と耳を左右交互に徐々にスピードを上げてつまむ運動、親子で指をキャッチする遊び等を通して、リラックスしながら絵本をつくる心の準備をしました。

いよいよ絵本づくりのスタートです。アートセラピーの技法(描画法/スクイグル法)をアレンジして、親子で交互に画用紙にぐるぐる線を描き、もう一人は描いたぐるぐる線が「何に見えるかな?」と見つめました。すると、「羽が美しい蝶々」「大きなソフトクリーム」等色々な絵が線の中から出てきて、想像力豊かな表現が広がっていきました。

浮かび上がった絵にクレパスで色を塗った後は、描いた4枚の絵のそれぞれが1シーンになるようお話をつくっていきます。難波准教授からは「主人公を決めるといいよ」「『あるところに』からはじめるといいよ」とアドバイスしました。

続いて、真っ白な本の見開き1ページに絵とお話を貼り、絵本をつくっていきます。時間の都合上、表紙をつくることができませんでしたが、世界でひとつだけの絵本をつくることができました。

最後に参加者から、描いた登場人物の説明や簡単に物語の発表をしてもらいました。

難波准教授は「それぞれの親子が楽しそうに交流している姿を目の当たりにしてとても嬉しかったです。この時間を通して色んなイメージを交換してもらったのではないでしょうか」と締めくくり、大盛況のうちにイベントが終了しました。

参加者は、「親子でも同じものを見ても想像するものがこれだけ違うことに驚かされました。イベントに参加し、一緒に何かを作り上げる時間を通して、心が安らぎました」と話していました。