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神戸学院大学

薬学部

薬学部の福島昭二教授、上町亜希子講師と科学クラブが『第4回ポートアイランドサイエンスフェスティバル』でワークショップを実施しました

2022/11/21

講義をする福島教授
講義をする福島教授
軟膏づくりの説明をする上町講師
軟膏づくりの説明をする上町講師
ワークショップの説明をする科学クラブ
ワークショップの説明をする科学クラブ
ワークショップのアドバイスをする学生スタッフ
ワークショップのアドバイスをする学生スタッフ
つかめる水の実験を楽しむ参加者
つかめる水の実験を楽しむ参加者

11月12日、13日にバンドー神戸青少年科学館が主催する「ポートアイランドサイエンスフェスティバル」が行われました。本事業は、2019年より科学を軸に「人」や「情報」が集まり交流することを目的に開催され、今年は2日間で5785人と昨年度より約1000人多い方が訪れ、賑わいました。

当日は、大学・研究機関・企業等が実験やワークショップ、展示などを行い、本学からは、薬学部の福島昭二教授と同学部の上町亜希子講師、同じく薬学部の学生で構成されている科学クラブ、附属中学校・高等学校の理科部が参加しました。

福島教授、上町講師は、学生スタッフの奥藍菜さん、今村祐香さん、伊藤更紗さん(いずれも5年次生)、細川瑞穂さん、石井由貴さん(いずれも4年次生)の5人と共にワークショップ『くすりの秘密と工夫を学ぼう!』を実施しました。

ワークショップでは、『内服薬について調べる実験』、『薬の正しい飲み方・使い方』、白色ワセリンと精製ラノリンを使った『すべすべ軟膏づくり』の3部構成で行いました。

『お薬の飲み方・使い方』では、カプセルの上手な飲み方や、オブラートの使い方、目薬のさし方を福島先生が実演。意外と知らない内容に保護者の方も聞き入っていました。『すべすべ軟膏づくり』では、軟膏台に押しつけるよう混ぜるのに苦戦する参加者もいましたが、出来上がった軟膏に子どもたちは大満足でした。子どもたちの様子に石井さんは、「小学生との触れ合いに私自身も参加して一緒に楽しんでしまい、とても貴重な経験になりました」と話しました。

科学クラブからは、永野貴之さん、中川彩名さん、喜田智香子さん(いずれも2年次生)の3人の学生が参加し、『不思議なカイロを作ろう』と題した、酢酸ナトリウムが結晶化する際に発生する熱を利用したカイロづくりを行いました。しばらく冷ました酢酸ナトリウム溶液に何らかの刺激(振動など)を加えると白くモヤモヤと固まりながら温かくなる様子に子どもたちは驚きの表情でした。リーダーを務めた永野さんは、「エコカイロの反応は見栄えが良く、参加者の方々に笑顔と驚きの時間を提供することができたと思います」と晴れやかな表情でした。

附属中学校・高等学校の理科部からは19人の生徒が参加し、『つかめる水をつくろう』と題した実験を行いました。海藻類の成分であるアルギン酸ナトリウムのトロっとした液体を乳酸カルシウムの水溶液に入れると、2つの溶液が接する部分で化学反応が起こり、水に膜ができ、つかめるようになります。この不思議な体験に子どもたちは大興奮でした。

参加者から、「普段知ることができない実験ができとても参考になりました」「子どもがとても喜んでおり、親も楽しめました」等の感想があり、どのワークショップも親子で実験を楽しんでいただくことができました。