>

神戸学院大学

薬学部

薬学部の科学クラブが「せいしんフェス」でワークショップを行いました

2025/05/15

イベントを実施した科学クラブの学生7人
イベントを実施した科学クラブの学生7人
2つのイベントを実施
2つのイベントを実施
形成されたフロック
形成されたフロック
ろ過され、綺麗になる水
ろ過され、綺麗になる水
クロマトグラフィーの実験
クロマトグラフィーの実験

薬学部科学クラブの学生7人が5月11日に西神中央プレンティ広場で開催された「第8回せいしんフェス」に出展し、小学生とその保護者90組270人に対してワークショップを実施しました。

「せいしんフェス」は、プレンティとエキソアレ西神中央が地域活性化事業の一環として企画しているイベントです。今回は「学ぶって、楽しい!SDGs×科学」をテーマに、日々進化し続けるテクノロジーや科学の魅力を体感できる企画が開催され、約4,000人が来場しました。

科学クラブのワークショップでは、「納豆のネバネバ成分で水を浄化!」「クロマトグラフィー 色を分解!」の2つの実験を行いました。

1つ目は、納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸を使い、汚れた水をきれいにする実験を行いました。コップの水に絵の具を溶かして色を付け、その水にポリグルタミン酸を加えます。この水を試験管に移し軽く振ると、ポリグルタミン酸が汚れ(絵の具)と結合し、フロックと呼ばれる塊を形成します。さらに綿を使って水をろ過すると、透明できれいな水が得られ、子どもたちはその様子に驚きながらも実験を楽しみました。

2つ目のクロマトグラフィーの実験では、色のついた紙を液体につけ、色素が分離していく様子を観察しました。見た目は1色の水性ペンにもさまざまな色が混ざっているため、色が分離して元の色とは違う色が現れ、子どもたちは驚いた様子でした。

参加した保護者は「実験の結果が目に見えて分かり、小学校低学年の子どもでも楽しんで実験ができました。なかなか科学実験に触れる機会がないので親としてもとても嬉しく、子どもにも良い経験になりました」といった感想を寄せました。

イベントに参加した福田菜穂美さん(3年次生)は「ポリグルタミン酸を使った実験は初めてだったので、うまくいくか不安でしたが、子どもたちにも分かりやすく実験を楽しんでもらうことができ、よかったです」とコメントしました。