薬学部の辻本准教授らが「第5回Home Infusion 研究 ~無菌調製講習会~」を開催しました
2026/02/09
「第5回 Home Infusion 研究 ~無菌調製講習会~」が2月1日、ポートアイランドキャンパスで、オンラインも併用して開催されました。テーマは「Home to Hospital to Home : 地域で支える、患者さん中心の在宅輸液療法」で、在宅医療におけるホームインフュージョン(注1)の普及と、担い手となる調剤薬局薬剤師の支援が開催目的です。第1部は、在宅静脈栄養療(HPN)についての講義、第2部は、実際にクリーンベンチ(注2)を用いて無菌調製の技術指導が実施されました。第1部はオンラインも含めて全国から約70人が参加、第2部は16人の薬剤師が現地参加し、盛況でした。
(注1)ホームインフュージョン:在宅で輸液や注射剤を投与すること。
(注2)クリーンベンチ:ほこりや微生物などの混入を防ぎ清浄な環境を保つために囲いを付けた作業台
開会にあたり、「Home Infusion研究会」代表を務める薬学部の辻本貴江准教授があいさつしました。第1部は、滋慶医療科学大学大学院の大石雅子教授が電解質輸液と栄養輸液について詳しく解説、株式会社コメディクスの宇野達也氏は、医療用麻薬による在宅患者の疼痛管理や医療用麻薬注射剤のポンプについて解説しました。続いて、千里金蘭大学栄養学部の井上義文教授(NST医師)の特別講演「在宅静脈栄養―長期間、安全に実施するためには―」があり、在宅静脈栄養の現状と課題について学びました。
第2部では、参加者は手洗い、無菌調製用ガウンに着替え、クリーンベンチの説明を受け、実際に無菌調製に取り組みました。4種類の処方箋に基づき無菌操作で調製し、次に調製した輸液バッグを輸液チューブにつなぎ、患者に投与する方法を学びました。また、医療用麻薬を投与する際に使用するバルーンタイプPCAポンプに薬剤を充填し、プライミング(事前準備)の実習も行いました。
講習会には、薬学部の辰見明俊講師、濱田美知子講師、辻本准教授研究室の新城颯太さん(5年次生)と井上瑠望さん(4年次生)、福光由真さん(同)が各クリーンベンチで薬剤師の皆さんに技術指導しました。無菌調製の後、株式会社サンニシイチ地域連携室の新居伸吾管理薬剤師から、無菌調製を実施する薬局へ向けて、導入時の注意点を経験から話してもらいました。最後に、大石教授より閉会のあいさつがありました。
