薬学部
薬学部の井上雅己講師が「Bio Japan 2026」に出展し、プレゼンテーションを行いました
2026/10/15
「Bio Japan 2026」が10月7日~9日までの3日間、パシフィコ横浜において開催され、薬学部の井上雅己講師が「Treg増幅プラットフォームを目指したTNFR2アゴニスト修飾マイクロビーズの開発」と題して出展し、プレゼンテーションを行いました。
本展示会は、展示・セミナー・パートナリングで構成されるアジア最大級のパートナリングイベントで国内外の幅広い分野から多くの企業・大学・研究機関が出展し、3日間合わせて約2万3千人の来場者があり、本学ブースにも企業や各研究機関の関係者等が多数来訪しました。
制御性T細胞(Treg)を用いた細胞療法は、臓器移植や自己免疫疾患などに対する新たな治療法として期待されています。しかし、Tregを効率よく増幅・製造する技術は、いまだ確立途上にあります。井上講師の研究では、Tregに高発現する2型TNF受容体(TNFR2)を標的とした独自のTNFR2アゴニストを開発し、可溶型ヒトTNFR2アゴニストがヒトTregの増幅を促進することを見出しました。このTreg増幅プラットフォームを用い、TNFR2アゴニストを修飾したマイクロビーズを作製することで、本ビーズがマウスTregを増幅し、TNFR2アゴニストの修飾量に応じて増幅効果が高まることを検証しました。今後、ヒトTNFR2アゴニスト修飾ビーズへ展開し、Treg細胞療法を支える増幅プラットフォームの構築をめざしています。
展示ブースでの説明や会場内で行われたプレゼンテーションでは、活発な意見交換が行われ、今後、企業や研究機関との共同研究や特許活用を通じて、本研究成果が新たな治療法に適用されていくことが期待されます。


