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神戸学院大学

薬学部

薬学部の科学クラブが大丸神戸店でワークショップを実施しました

2025/08/05

参加者で賑わうワークショップ会場
参加者で賑わうワークショップ会場
ウォータードームの作り方を説明する学生
ウォータードームの作り方を説明する学生
ウォータードームを作る参加者
ウォータードームを作る参加者
クロマトフラワーを作る参加者
クロマトフラワーを作る参加者

薬学部の科学クラブが8月2日にワークショップ「神戸学院サイエンスLab. ~おもしろ科学実験!~」を大丸神戸店1階のメインステージ前で実施しました。

大丸神戸店とは、2018年に「地域社会の活性化と生涯学習の振興に関する包括連携協定」を締結し、将来を担うこどもたちの創造性を高めることを目的としたワークショップ「もとまち こども大学」を中心に、年間を通してさまざまな取り組みを実施しています。

夏休み特別企画として3日間開催するプログラムの第2回目にあたる今回のワークショップには、小学生とその保護者30組75人が参加しました。

薬学部の科学クラブからは中山一花さん、鶴巻綾香さん、松嶌心春さん、福田菜穂美さん(いずれも3年次生)、岩本愛菜さん(2年次生)、丸林侑暉さん(1年次生)が参加し、「人工いくらでウォータードームを作ろう!」「クロマトフラワーの花束を作ろう!」の2種類の実験を各6回実施しました。今回の企画は、当日整理券を配布しましたが、開店と同時に整理券を求める長蛇の列となり全6回のプログラムはほぼ満席となりました。

「人工いくらでウォータードームを作ろう!」では、昆布やワカメの粘りのもととなる成分であるアルギン酸ナトリウム水溶液を、スポイトを使って塩化カルシウム水溶液にぽたぽたと落とし、ゼリー状に丸く固まる様子を見る実験を行いました。この反応は食用人工いくらの製造にも利用されています。今回の実験では、試験管毎に着色したアルギン酸ナトリウム水溶液を複数用意し、参加者は水溶液をスポイトで水の入ったクリアボトルに垂らし、色とりどりの人工いくらが出来る様子を観察しました。また、自由に描いた魚や飾りをボトルに入れ、自分だけのミニ水族館を作って楽しみました。

「クロマトフラワーの花束を作ろう!」では、水性ペンで色をつけたコーヒーフィルターを水に浸し、色素が分離する様子を観察しました。見た目は1色の水性ペンから、色が分離して元の色とは違う色が現れ、フィルターの上にきれいなグラデーションが出来る様子に、子供たちは驚いていました。着色したコーヒーフィルターを花びらとして、クロマトフラワーを作成。最後に、科学クラブの学生が作成したクロマトフラワーを1本プレゼントし、好きな色のリボンと包装紙で包み、自分だけの花束を作ることができました。

参加者からは「学生さんがとても優しく教えてくれたので子供も楽しめました」「学びながら、作成できるイベントでよかった」などの感想がありました。