薬学部の武田真莉子教授が企画したシンポジウムが「日本薬学会第146年会(大阪)」で採択されました
2025/09/19
2026年3月26日〜28日に開催される「日本薬学会第146年会(大阪)」の公募シンポジウム企画で、薬学部の武田真莉子教授が企画した「ファインバブルの物理化学と医療の融合によるイノベーション創出の最前線」が採択されました。詳細は以下の通りです(敬称略)。
日本薬学会第146年会(大阪)
組織委員長 小比賀 聡(大阪大学)
日時:2026年3月28日(土) 9:30~11:30
【シンポジウムテーマ】 ファインバブルの物理化学と医療の融合によるイノベーション創出の最前線
【オーガナイザー】 武田真莉子(神戸学院大学薬学部)、寺坂宏一(慶應大学理工学部)
【シンポジウムの概要】
ファインバブルは、国際標準化機構(ISO)により正式に定義された日本発祥の先進技術であり、21世紀を代表する科学的イノベーションの一つとして、洗浄、水処理、農業、化学工学など多様な分野で急速に応用が進んでいる。なかでも、直径1 µm未満のウルトラファインバブルは、負に帯電した表面特性やコロイド粒子に類似した物性を有し、医療・生命科学分野における新たな利活用の可能性が注目されている。特に、バイオ医薬品あるいは水素などの生理活性気体の生体内デリバリー、さらには超音波との併用によるアンメットメディカルニーズの高い疾患への応用など、創剤・創薬領域における研究が大きく進展している。本シンポジウムでは、工学・医学・薬学の各分野においてファインバブル研究を牽引する第一線の研究者を招聘(せい)し、最先端研究を共有することで、次世代医療技術としての応用可能性に関する理解の深化と異分野連携の促進を図る。
【シンポジストリスト】
・ファインバブルの基礎と特有の物性および産業応用(仮題)
寺坂宏一(慶應大学理工学部)
・ウルトラファインバブルを介した経皮適用(仮題)
秦野 衛(ポーラ化成工業株式会社)
・ウルトラファインバブルのマルチモーダル機能と医療応用への可能性
諏訪部晋、武田真莉子(神戸学院大学薬学部)
・ウルトラファインバブルによる中枢神経への遺伝子デリバリー(仮題)
貴田浩志(福岡大学医学部)
・マイクロバブルへの超音波照射を利用した腫瘍微小環境の転換に基づくがん免疫療法の開発
鈴木亮(帝京大学薬学部)