栄養学部の学生が太山寺小学校で食育授業を行いました
2025/07/23
栄養学部で教職課程を履修している4年次生6人が、7月9日に神戸市立太山寺小学校の2年生の児童を対象に食育授業を行いました。
地域へ「食」の大切さを伝える事業の一環として、例年、サツマイモの定植や収穫、食育授業を実施。プログラムを通して、子どもたちに野菜を育てることの楽しさ、野菜に含まれる栄養、食べものに対する感謝の気持ちなどを伝えています。
今回の授業テーマは「やさいはかせになろう」です。太山寺小学校では児童が夏野菜を育てていることから、その特徴やはたらきについて理解を深める授業を行いました。
はじめに、野菜に関するクイズを出題しました。花の写真から何の野菜であるかを考え、児童が育てているナスやキュウリ、トマトなどは実の部分を食べる野菜であることを説明しました。ほかにも葉、茎、根、つぼみなどを食べる野菜があることを紹介し、ワークシートやシールを使って野菜のどの部分を食べているのかを伝えました。
後半では、5月に植えたサツマイモや、夏野菜のはたらきについて説明しました。サツマイモには力のもとになるはたらきがあることや、夏野菜には体の熱を冷ます「ひんやりパワー」、皮膚のダメージを予防・軽減する「はだつやつやパワー」、免疫力を上げる「バリアパワー」、胃腸の環境を整える「おなかすっきりパワー」の4つのはたらきがあることを伝えました。
また、今月の給食の献立を紹介し、ふだん食べている給食にもたくさんの野菜が含まれていることを伝えました。最後に「野菜をたくさん食べて元気に過ごしましょう」と呼びかけて授業を締めくくりました。
児童からは「オクラは実を食べていると思わなかったです」や「野菜のはたらきをいろいろ知れてうれしかったです」などの感想があがりました。
授業後は給食の見学も行いました。学生たちは給食に入っている野菜について児童とコミュニケーションを取りながら配膳の手伝いを行いました。
授業の前半を担当した水谷明日香さんは、「こちらの問いかけに対して子どもたちが答えてくれるのが嬉しく、楽しんで授業をすることができました。野菜に関する知識が豊富で、学校で野菜を育てている成果を感じました」と語りました。また、授業の後半を担当した古賀遥奈さんは、「指導案通りにいかないこともあり、たくさん練習をして授業に臨むことが大事だと感じました。子どもたちの反応が良かったのでこちらも話しやすかったです」と語りました。
次回は11月にサツマイモの収穫と食育授業を予定しています。