第41回兵庫県栄養改善研究発表会の優秀賞表彰式が5月31日に行われ、昨年12月に研究発表会で栄養学部の学生が報告した「大学生（10学部）における栄養素摂取状況の調査〜学生栄養応援プロジェクト〜」が優秀な活動報告であったとして、努力賞を受賞しました。

この活動は経営学部の石賀教授と栄養学部の中川助教指導の下、栄養学部生３人と経営学部生４人が協力して大学生の栄養素摂取状況について横断的な調査を行い、不足している栄養素を補うような商品やレシピを開発するという目的で進められ、2024年度神戸学院大学学生チャレンジプロジェクト（※末尾に注）の助成を受けて実施しました。

調査は全10学部の学生約500人に実施し、約400件の回答を得ることができました。この結果、食物繊維、鉄、カリウムなどの栄養素が不足している可能性がある一方、ナトリウムが過剰であることが分かりました。また、下宿生を中心に朝食を抜いている実態も把握できました。研究発表会で結果を報告した記事はこちら

その後、プロジェクトは企業との連携を進めて、（株）淡路屋との間では弁当の開発に取り組み、（株）かね徳とのコラボでは、創作珍味によるレシピ集を考案しました。

授賞式では、研究発表会の審査員から、「日頃の疑問から課題を設定し、調査することは社会のニーズに応え、社会に貢献するものでした。10学部に働きかけ、調査されたことは大変な労力だったと思います」との講評がありました。

活動の詳細は、以下の通りです。

［淡路屋とのコラボ企画］の記事（４月８日）はこちら

［かね徳とのコラボ企画］の記事（４月10日）はこちら

※注　神戸学院大学学生チャレンジプロジェクトは、神戸学院大学の学生が、正課や課外の通常の活動範囲を超えて、自由な発想でプロジェクトを企画し、活動を通して成長を支援することを目的として作られた事業で、採択された企画に対しては大学が人的・資金的な側面を含め支援します。詳細はこちら