栄養学部の田村行識講師が「はりま産学交流会 創造例会」において講演しました
2025/10/22
姫路商工会議所で10月17日に開催された「はりま産学交流会 創造例会」において、栄養学部の田村行識講師が、「食品選択の新しいカタチ」と題して講演しました。
講演では、田村講師が教育研究活動の一つとして取り組んでいる、新しい食品選択サポートツール「食品カテゴリーマップ」を活用した健康増進活動の事例を紹介しました。
食品選択は、1年間に1000回以上行っている行動で、人の健康や人生を左右するものであることから、来場者が食への関心を高め、食事の際の食品選択の重要性を認識する機会を提供しました。また、持ち運べる野菜「パウダー化野菜」や食品成分の機能評価に用いる「三次元培養筋」など、現在取り組んでいる産学連携研究に触れながら、新しい食品の選択肢と、新たな機能性食品を創出するための最新技術について紹介しました。
健康社会実現などの社会問題にも繋がる、身近な食品選択について見つめなおす内容であったこともあり、講演後や講演後に開催された交流会でも質問が寄せられ、本交流会の会員企業をはじめ多くの来場者の関心を集めていました。
関係者は「これからもはりま産学交流会を通じて、本学と企業等との連携が活発になり、共同研究等の産学連携に発展することを期待しています」と話しています。
はりま産学交流会は、平成7年に姫路産学交流会として発足し、姫路商工会議所内に事務局が設置され、姫路経営者協会・第一部会の活性化策としてスタート。現在は、はりま産学交流会へ改称され、交流地域を姫路から播磨地域全体へと拡大しています。この交流会では、ものづくり企業を中心に約100社の会員企業が集まり、自主運営により新たな事業創出を行っており、関西圏の6大学等、県下の行政機関や支援組織との連携を図り、研究発表会や展示会等のさまざまな活動を展開しています。


