神戸学院大学

法学部

法学部主催の「第22回神戸学院大学法学部法律討論会」を開催しました

2022/12/13

会場の様子
会場の様子
討論会の問題に対して、参加団体の討論代表者が立論(問題への解答)を発表しています
討論会の問題に対して、参加団体の討論代表者が立論(問題への解答)を発表しています
立論の発表を聴く参加者。表情は真剣そのものです
立論の発表を聴く参加者。表情は真剣そのものです
ひとつの参加団体の立論の発表が終わると、他の参加団体のメンバーが立論について質問をします。質疑応答は自ずと白熱します
ひとつの参加団体の立論の発表が終わると、他の参加団体のメンバーが立論について質問をします。質疑応答は自ずと白熱します
会場の参加者が、出題者の香川先生の講評に聞き入っています
会場の参加者が、出題者の香川先生の講評に聞き入っています
表彰式の様子
表彰式の様子

法学部主催の「第22回神戸学院大学法学部法律討論会」を2022年12月3日、ポートアイランド第1キャンパスで開催しました。昨年度の討論会と同様、今回の討論会も感染防止対策を徹底し規模を縮小した上で、対面で実施しました。

今回の出題者(兼審査委員長)は、富山大学経済学部の香川崇教授が務めました。参加団体は、本学法学部の3ゼミナール(小松昭人ゼミナール、笹川明道ゼミナール、廣峰正子ゼミナール)と、学外からのゲストチームである摂南大学法学部・城内明ゼミナールに加え、本学法学部学生が結成した自主参加団体である「民法学び人」の計5団体でした。

今回の問題は、消滅時効が完成した未払金についてでした。顧客が毎月の支払いを怠りましたが、店主は後に請求すればよいと考え未払金を請求せずにいる間に、支払期限から5年が経過し、消滅時効が完成してしまったという内容です。

「民法166条1項1号の5年の消滅時効が完成している以上、未払い代金を支払わなくてよいはずだ」という顧客の主張に対して、店主はどのような法的根拠に基づき、どのような反論をなしうるかを議論しました。

各参加団体の立論は、結論だけでなくその理由づけも異なっており、そこに各参加団体の個性がよく現れていました。

審査の結果、立論の部では、第1位が本学法学部の小松昭人ゼミナール、第2位が廣峰正子ゼミナールとなりました。また、質問の部では、第1位が竹田脩汰さん(本学法学部法律学科3年次生)、第2位が森涼太さん(摂南大学法学部法律学科3年次生)、第3位が松下慎之介さん(本学法学部法律学科3年次生)となり、それぞれ表彰を受けました。

小松昭人教授は「今回の討論会に向けて、各参加団体とも、ゼミ生同士協力して資料を集めて議論したり立論を作成したりしました。そのかいあって当日の質疑応答は非常に活発でした。今回の討論会においても、対面での白熱した議論からしか得られない学修効果や知的刺激があることを、改めて痛感しました」と話しています。