神戸学院大学

法学部

法学部の大貝教授のゼミが獨協大学、立正大学、東京女子大学と合同ゼミを行いました

2025/12/10

合同ゼミで発表する大貝ゼミの学生ら
合同ゼミで発表する大貝ゼミの学生ら
他大学の学生と議論を交わす大貝ゼミの学生ら
他大学の学生と議論を交わす大貝ゼミの学生ら

本学法学部、獨協大学の刑事政策ゼミ、立正大学の刑事政策ゼミ、東京女子大学の社会学ゼミとの合同ゼミが11月29日に獨協大学で開催され、本学からは大貝葵教授が担当する基礎演習Bを履修している1年次生6人が参加しました。

合同ゼミでは「非行少年と発達障害」というテーマで、発達障害のある非行を行った少年にどのような支援が必要がについて、他大学の学生とチームを組み、それぞれの大学の発表テーマについて議論し、チームおよび個人で意見を発表し合いました。

非行のある少年が、発達障がいを有している場合、少年が抱えるさまざまな困難が見えてきます。発表では、発達障がいの特性が直接に犯罪や非行に結び付くこともあるものの、むしろ、発達障がいを理由に、社会適応がむつかしくその結果、非行に至る場合も多いことを報告しました。また、親も、少年との関係を結ぶことが難しい状況があることも報告しました。

少年司法では、少年院での教育、保護観察などを通じた社会内での支援など、さまざまな働きかけがあるが、いずれも、少年の発達障がいに直接的に働きかけるものではないため、どのような働きかけが、少年を非行から離脱させ、社会移行に導くかについても議論を交わしました。

議論の中では、少年の発達障がいの有無などを、幼児期や学校などで早期に気づき、手当てすることが重要であることや保護者に対する育児支援も重要であるとの意見が出ました。
  
合同ゼミに参加した学生は、「最初は参加にも躊躇したが、さまざまな大学の学生とともに議論ができ、とても楽しかった。もっと、きちんと立論ができるようにさらに勉強したい」と述べています。