神戸学院大学

法学部

法学部の岡田豊基教授(元学長)が最終講義を実施しました

2024/03/01

駆け付けた卒業生から慰労・祝福される岡田教授
駆け付けた卒業生から慰労・祝福される岡田教授
最終講義を終え、花束を受け取る岡田教授
最終講義を終え、花束を受け取る岡田教授
岡田教授の最終講義を聴く受講者ら
岡田教授の最終講義を聴く受講者ら

法学部の岡田豊基教授(元学長)が今年度で定年退職となるため、2月27日、ポートアイランド第1キャンパスで最終講義を行いました。オンラインでは海外からの受講もあり、多数の学生、教職員、卒業生が参加して別れを惜しみました。

演題は「私の履歴書―神戸学院大学とともに37年―」。岡田教授は1987年に本学に着任、法学部長などを経て2010年7月から6年間、学長を務めました。自身の研究生活や学長業務、大学運営などについて振り返りました。研究の転機の一つは1991年8月から1年間のイタリア・ローマ大学統計・民勢・保険数理学部への留学だったとし、カーニバルのパレードで一心不乱に踊る女装した人の姿を見て「周りの人など気にするな。自分は自分」だと悟ったといいます。

学長時代には大学創立50周年や法人創立100周年の記念行事を実施するなど思い出は数えるときりがなく、ボランティア活動の奨励、防災教育の充実など、現在に連なる施策を実施したことを紹介しました。また学長退任後も現在まで、高等学校での模擬授業には特に力を入れてきたと述べました。

研究生活の集大成としては『阪神・淡路大震災を巡る損害保険金訴訟』(神戸学院大学出版会)を震災29年となる今年1月17日に刊行したことを報告しました。

あふれる思いをかみしめながら、学生、教員、職員、同窓生に向けて個別にメッセージを伝え、森茂樹初代学長が運営上のモットーとした「いつの世にも、後世に残る大学」を心に刻んで自身も精進してきたと述べました。最後に「本学は神戸を代表する大学として高く評価されています。21世紀を見据え、歴史と伝統に誇りと自信を持ってください」と呼びかけ、講義を締めくくりました。