神戸学院大学

法学部

法学部主催の特別講座「新聞記者が伝授する『分かりやすい文章の書き方』」を開催しました

2023/01/12

特別講座「新聞記者が伝授する『分かりやすい文章の書き方』」
特別講座「新聞記者が伝授する『分かりやすい文章の書き方』」

法学部主催の特別講座「新聞記者が伝授する『分かりやすい文章の書き方』」を2023年1月12日、Zoom配信によるオンライン方式にて開催しました(岩田将幸教授企画・司会進行)。

講師は朝日新聞の乗京真知さんが務め、法学部生を対象に上記テーマについて実践的に講演しました。乗京さんは、著書「追跡 金正男暗殺」(岩波書店:2020年)、連載「中村哲さん殺害事件を追う」(朝日新聞:2021年)など精力的な執筆活動を続け、まさに第一線で活躍している気鋭の新聞記者です。

乗京さんは、文章を書くことに苦手意識のある学生にも取り組みやすいように、基礎的なことからかみ砕いて説明しました。自らの頭の中にあることを文章にすること、それは、主要なポイントを挙げ、それらをもとにまとめ上げていく作業になります。つまり、言葉を選び、文章を組み立て、全体を構成していくという一連のプロセスからなる作業です。乗京さんは、このことをよく理解して各プロセスに誠実に向き合えば、誰でも習得可能な技術となると説きました。そして、その技術習得ためのさまざまなノウハウを、具体的な例を交えつつ提示しました。

書くこともまた、実践を通じてしか上達する術はありません。実践の中で、自分なりのコツをつかんでいくことが大切です。当講座において、乗京さんは、コツをつかんでいくためのヒントや工夫の仕方も、自身の経験に照らし合わせて伝授しました。

参加した学生からは、一堂に高い満足度が表明されました。「具体的で気づきが多い講座だった」「これからは苦手意識から来る不安を払拭できそうだ」「これからの学生生活や就活でも活用できそうだ」などの意見が寄せられました。このように、当講座は、現役の新聞記者から直接、文章の書き方を学べるという貴重な機会になっただけでなく、明日からでも活用可能なプラクティカルで実り多き機会になりました。

乗京さんには改めて、新聞記者として「書く」上で意識していることやその使命感や覚悟について講演していただく機会を設ける予定です。