神戸学院大学

人文学部

人文学部大原ゼミの卒業生が出版した『唐代の皇太子制度』の寄贈を受け、 有瀬図書館に配架されました

2022/05/13

出版された「唐代の皇太子制度」
出版された「唐代の皇太子制度」

人文学部の卒業生(大原良通教授ゼミ所属)の千田豊さんが『唐代の皇太子制度』を出版しました。寄贈図書が本学有瀬図書館に配架されています。千田さんは今年度後期から、本学で非常勤講師を務めます。

千田さんは、本学卒業後、中国武漢大学歴史学院などを経て京都大学大学院人間・環境学研究科の博士課程に進み、昨年3月、京都大学総長裁量経費人文・社会系若手研究者出版助成を受けて、「プレミエ・コレクション」として京都大学学術出版会から同書を出版しました。「プレミエ・コレクション」は若手研究者の学術界での「デビュー」を京都から世界へ後押しするものです。

図書紹介

書   名 『唐代の皇太子制度』
著   者 千田 豊(神戸学院大学人文学部卒業生)
発 行 所  京都大学学術出版会
発行年月日 2021年3月(210ページ)

内   容 本書は、中国の唐代を中心として、皇太子位の大きな変化とその位置づけを考察しています。「歯冑の礼」「皇太子号追贈」「太子廟(びょう)」など、政権の安寧を図るために形成された皇太子制度を解明しています。筆者が2019年3月に京都大学大学院人間・環境学研究科に提出し、学位を授与された博士論文に加筆・修正したものです。