神戸学院大学

人文学部

人文学部の松村ゼミ生などが神戸の夜の過ごし方を語り合う市民団体のイベントに参加しました

2026/10/29

積極的に意見を交わす松村ゼミ生
積極的に意見を交わす松村ゼミ生
進行役を務めた松村講師(左)と卒業生の田村氏
進行役を務めた松村講師(左)と卒業生の田村氏
田村氏の話に耳を傾ける松村ゼミ生
田村氏の話に耳を傾ける松村ゼミ生

人文学部の松村淳講師が担当する3年次ゼミ(専攻演習Ⅱ)を中心とする学生が10月21日、神戸市中央区の東遊園地で開催されたイベント「NICKA Presents roundtable vol.14」に参加しました。松村ゼミからは3年次生14人に加え、4年次生(卒業研究演習Ⅱ)も参加し、学部3年次生と1年次生の有志、関西学院大学の学生も加わって、学生の将来や日常生活、関心ごとなどについて語り合いました。

このイベントは、神戸のナイトカルチャーについて意見交換を行う市民団体「Night Culture KOBE 推進協議会(NICKA)」が主催するラウンドテーブルです。東遊園地で開催中の「Night Picnic」の会場で、学生の視点から現代の若者のリアルな姿を探る公開インタビューと座談会が行われました。進行は、社会学が専門の松村講師と、アートとファッションの視点から遊休資産の利活用やものづくりを支援する活動をしている本学卒業生の田村圭介さんが務めました。

初めに、4年次生が3年次生に卒業論文のテーマについて問いかけたことをきっかけに、学生同士の対話が始まりました。テーマが既に決まっている学生は参加者の約半数で、中には卒業論文のテーマにとどまらず、将来の夢について語る学生もいました。それぞれが自分の関心や将来について考え、意見を交わす機会となりました。

次に、学生の夜の過ごし方について話題が広がりました。夜に外出して活発に過ごす学生よりも、自宅で過ごす学生が多いことが分かりました。背景には、インターネットの発達によって、自宅でもさまざまな楽しみ方ができるようになったことが影響しているのではないかという意見も出ました。

続いて、酒の飲み方について意見を交わしました。参加した学生の約8割が酒を飲むと回答し、近年耳にする「若者の酒離れ」というイメージとは異なる一面が見られました。1軒目にとどまらず3軒目まではしごする学生もいるなど、酒の楽しみ方はさまざまでした。また、酒を飲む学生だけでなく、飲まない学生の楽しみ方についても話し合い、それぞれの価値観を共有しました。

そのほかにも、休日の過ごし方やドライブ、音楽への関心など、さまざまなテーマについて学生たちが率直に意見を交わしました。日常生活の何気ない話題を通して、普段接する機会の少ない他大学の学生とも交流を深めました。

最後に松村講師から、今回の対話を踏まえ、若者は必ずしも酒やコミュニケーションから離れているわけではなく、インターネットとどのように付き合っていくかが今後の課題になるとのまとめがありました。

今回のイベントは、学生が自分自身の考えや日常生活を振り返るとともに、他者の価値観に触れる貴重な機会となりました。また、世間で語られる若者像だけでは捉えきれない、学生一人ひとりの考え方や暮らしの多様性について理解を深めることができました。

参加した松村ゼミ3年次生の感想は以下の通りです。

・門前宝義さん
このようなイベントには初めて参加させていただき、ギャラリーも多くいる中で卒論の方向性や将来の夢を学生同士で語りました。
私は温泉街の景観デザインについて興味を持っており、四季折々の自然と地域住民の営みが観光地として成り立つ姿に魅了され、持続可能な温泉街を研究していきたいと考えています。また、生涯をかけて叶えたい夢として温泉街を中心としたまちづくりに携わりたいという思いを共有することができました。
このイベントを通して、景観や建築社会学の専門家である先生のもとで学べることのありがたさや、同じ目標に取り組むことのできる仲間のゼミ生たちがいる環境に感謝したいと改めて感じました。

・木下翔太さん
夜の過ごし方について、家にいる時はSNSを見続ける時間が長く、友人といる時は逆にサウナやボウリングなどSNSから離れた時間を過ごしていることが多い。
今回のイベントを通して、学生の素の話を聞くことができてまるで休み時間の雑談をしているかのような親近感が湧いた良い時間だったと思う。

・川西葉月さん
お酒の飲み方について、友だちとわいわいしながら飲むのも楽しいし、会話をアテにお酒を飲んでると言っても過言では無いです。でもおつまみは必須です!ただ、そんなに量が飲めないので、私は度数が高めのものを少しずつ嗜む程度に楽しむ時もあります。
初めは、普段とは異なる空気感に少し緊張しましたが、ゼミ生の普段は聞くことのない話や、ゼミ外の学生の考え方に触れることができ、大変貴重な時間となりました。同じ学生であっても、それぞれの経験や関心によって物事の捉え方が異なることを実感し、自分の中にある当たり前を見つめ直すきっかけにもなりました。
このゼミに入ってから、学生に限らず、さまざまな立場や背景を持つ方々と関わる機会が増えました。そうした出会いを通して、人と関わる楽しさだけでなく、自分にはなかった視点に触れ、考えを深めていくことの面白さを日々感じています。
今回のナイトピクニックも、日常とは少し違う場で会話を交わすことで、普段の関わりだけでは気づけなかった相手の一面や価値観を知る機会となりました。今後もこうした場に積極的に参加し、人とのつながりを大切にしながら、自分の視野を広げていきたいです。