人文学部の松村ゼミが鳥取県倉吉市・湯梨浜町でゼミ合宿を実施しました
2026/10/06
人文学部3年次の松村淳講師ゼミ(専攻演習Ⅰ)は、地域に暮らす人々との交流や街歩きを通して、その地域の魅力や暮らしへの理解を深めることを目的に、9月19日、20日の2日間、鳥取県倉吉市と湯梨浜町でゼミ合宿を実施し、18人のゼミ生が参加しました。
初日の前半は、2日目に実施する湯梨浜町の街歩きと比較するため、倉吉駅周辺で街歩きを行いました。4班に分かれ、事前に調べた倉吉白壁土蔵群や上井神社、新あじそうパープル店(地域密着のスーパーマーケット)などを訪れ、地域の街並みや施設を見学しました。
初日の後半は、地域住民や訪問者をつなぐ交流拠点である湯梨浜町のゲストハウス「たみ」で、左官職人の八田公平さんと美容師のイソノケイスケさんをゲストに迎え、トークイベントを開催しました。2人からは、鳥取に住むことになったきっかけや、これまでの人生について話していただきました。また、「都会では何でも外注に頼る」という話題をきっかけに、都会と田舎のどちらが暮らしやすいかについて、ゼミ生同士で意見を交わしました。都会を好む学生もいれば、田舎を好む学生もおり、それぞれの価値観や暮らしに対する考え方を共有する機会となりました。
夜は、寿湯、東湖園、ゆアシスの3カ所に分かれて入浴し、ゲストハウス「たみ」に宿泊しました。
2日目の前半は、6班に分かれて湯梨浜町の街歩きを行いました。松崎神社や、旧湯梨浜町立桜小学校を改築し、工房活動やショップ、カフェルームなどを備えた「さくら工芸品工房」、カフェ「HAKUSEN」などを訪れ、地域の歴史や文化、施設の活用方法について理解を深めました。
午後は、同志社大学社会学部の轡田竜蔵教授ゼミと合同で昼食をとった後、両ゼミによる合同トークイベントを開催しました。ゲストハウス「たみ」のマネージャーを務める大前凜子さんから、たみに就職した理由や、日々の暮らしを通して感じる湯梨浜町の魅力について話していただきました。湯梨浜町で生活し、地域と関わる大前さんの話を通して、地域に暮らす人の視点からまちを知る機会となりました。
今回の合宿では、倉吉市と湯梨浜町の街歩きや、地域で暮らす方々との交流を通して、それぞれの地域への理解を深めました。また、地域に残り暮らす人々が、どのような思いや背景を持ってその土地で生活しているのかを知ることができました。地域の魅力を風景や施設だけでなく、そこに暮らす人々の思いや生き方から捉える、貴重な学びの機会となりました。
ゼミ長の戸田有咲さんは「今回の合宿を通して、地域の魅力はまち並みや観光資源だけでなく、そこに暮らす人々の思いや生き方にもあることを学びました。普段の大学生活では得られない経験を、ゼミ生全員で共有できたことをうれしく思います。今回の学びを今後のゼミ活動にも生かしていきたいです」と振り返りました。
また、合宿班リーダーの德永智耀さんは「たみに宿泊してみて、アットホームな雰囲気がとても印象に残りました。初めて訪れましたが、どこか落ち着く温かさがあり、とても過ごしやすかったです。また、湯梨浜の街は、見知らぬ人が歩いていても珍しい目で見られているような感覚がありませんでした。それは、たみが地域の人と旅人をつなぐ場所として活動していることも関係しているのではないかと思いました。たみがあることで、外から来た人が地域に自然に溶け込めるような雰囲気が生まれているのだと感じました」と振り返りました。



