神戸学院大学

人文学部

長田区のふたば学舎で人文学部の福島講師が講演会を行いました

2022/03/28

福島講師が講演
福島講師が講演
気象についての話に熱心に耳を傾ける参加者ら
気象についての話に熱心に耳を傾ける参加者ら

大学院人間文化学研究科を中心に運営する地域研究長田センターの入るふたば学舎(神戸市長田区二葉町7)で3月20日、人文学部の福島あずさ講師が「異常気象のメカニズムと世界の風のはなし」と題した講演を行いました。この講演会はふたば学舎・震災学習ラボの震災学習事業の勉強会として企画され、20人の申し込みがありました。

福島講師は2021年8月の豪雨の事例を取り上げ、線状降水帯などの激しい雨による気象災害がなぜ頻発しているのか、地球温暖化との関連から考えました。さらに気象庁からの情報発信が近年大きく変わっており、特に、「キキクル」という危険度マップを使い、各自で判断して避難行動を取ることが重要視されていると説明しました。

後半は自身の著書『窓から見える世界の風』から、春の風とそれにまつわる文化を紹介しました。災害のようなネガティブなものだけではなく、気象と人の関わりが自然の変化に適応しようとする営みの中で、独自の文化や風習に結びつくこともあるという話でした。

講演後、異常気象の定義や長期予報の精度など、参加者3人から日頃から気になっている疑問について質問をいただき、回答しました。