神戸学院大学

人文学部

人文学部の矢嶋ゼミ生が有瀬キャンパスに近い朝霧川沿いを踏査しました

2022/06/17

朝霧川河口で記念撮影する矢嶋ゼミ生ら
朝霧川河口で記念撮影する矢嶋ゼミ生ら
朝霧川中流に設けられた治水施設を撮影する矢嶋ゼミ生ら
朝霧川中流に設けられた治水施設を撮影する矢嶋ゼミ生ら
住宅に挟まれた斜面に祭られた「山の神」見学に向かう矢嶋ゼミ生ら
住宅に挟まれた斜面に祭られた「山の神」見学に向かう矢嶋ゼミ生ら
朝霧小学校学校林でたい肥作りについて説明を聞く矢嶋ゼミ生ら
朝霧小学校学校林でたい肥作りについて説明を聞く矢嶋ゼミ生ら

人文学部の矢嶋巌教授の3年次ゼミ生19人が6月5日、有瀬キャンパスから朝霧川河口にかけての地域環境や開発と水害の歴史を歩いて探るフィールドワークを行いました。

朝霧川は明石市の朝霧学区を流れる2級河川で、本学有瀬キャンパスも流域に位置しています。まず朝霧川上流の西細谷における洪水調整池を兼ねている有瀨キャンパス第1グラウンドの掲示や洪水吐(ダムや貯水池などの安全を確保するための放流設備)を確認しました。続いて、かつて第2神明道路南側に坪池という溜(ため)池があり、有瀬図書館下の新池、薬草園下の中池から水の流れが続いていたことを、資料の旧版地形図で確認しました。

その後、朝霧川の起点、住宅に挟まれた急斜面に祭られている山の神の祠(ほこら)、地元財産区や土地区画整理事業の記念碑、中流の奥山橋付近の治水施設を見学。絵本「海と空の約束」を自費出版し、朝霧小学校区まちづくり協議会環境部会長でもある西谷寛さんの案内で朝霧小学校のビオトープや学校林も見学し、堆肥作りについての説明を聞きました。

さらに西谷さんに導かれて朝霧川の河川敷を歩き、川の生き物や朝霧地区の変化についての説明を聞きました。下流では、水害が起きやすい地形や治水施設について矢嶋教授から説明があり、河口付近では、西谷さんからその変容ぶりについて説明を受けました。

最後に、西谷さんが毎月第4日曜日に朝霧川で子ども向けに開催している生き物観察会(雨天時は中止)についての説明を地域研究センター明石ハウスで聞き、解散しました。

フィールドワークの様子は、西谷さんのホームページ「海と空の約束プロジェクト」でも紹介されています。こちら
人文学部オリジナルサイトの記事はこちら 別の図柄の写真も掲載されています。