神戸学院大学

人文学部

加古川市のため池の池干し作業「かいぼり」に人文学部の矢嶋ゼミ生が今年も参加しました

2021/11/26

外来種の亀を捕獲する矢嶋ゼミ生ら
外来種の亀を捕獲する矢嶋ゼミ生ら
池に入る学生ら
池に入る学生ら
捕獲したナマズを地元の方がすぐ調理
捕獲したナマズを地元の方がすぐ調理

加古川市西神吉町富木地区にあるため池の「かいぼり」(池干し作業)に11月13日、人文学部・矢嶋ゼミの14人(3年次生)が参加しました。

この作業は、ため池の堤の点検、空気にさらすことによる池底の有機物の分解促進、外来生物の駆除を目的に、地元の皆さんによって長年にわたり続けられています。矢嶋ゼミでは、ため池の維持作業が困難になりつつある農村の現状を学び、富木地区のかいぼり作業を応援するため、2011年から本学地域研究センターにおける協働研究の一環として参加を続けています。

富木地区の「盆の池」で今年の作業は実施され、14人の学生が池に入って外来種の亀の駆除を体験したり、その場で調理した外来生物や魚などを賞味したりするとともに、聞き取りや写真映像記録の撮影にも当たりました。

引率した矢嶋巌准教授は、「主催者から地区住民同士のコミュニケーションの場になっていることを聞き取りした学生や、池の大きさから外来生物の駆除が大変な重労働であると感じ取った学生もいました。今年も有意義な協働となりました」と話していました。かいぼりの後には、公民館で地元産のお米を使ったおにぎりと豚汁を頂きました。