神戸学院大学

人文学部

「TEA KOBE 2025」に大原ゼミ生がセミナーの開催や運営ボランティアとして参加しました

2025/12/08

繁昌さんの発表を聴く参加者
繁昌さんの発表を聴く参加者
大槻さんの発表を聴く参加者ら
大槻さんの発表を聴く参加者ら
会場の準備をするスタッフ
会場の準備をするスタッフ

旧北野小学校をリノベーションした複合施設「神戸北野ノスタ」(神戸市中央区)で10月25日と26日に行われた「TEA KOBE 2025」に人文学部の大原良通教授のゼミ生有志がセミナーの開催や運営ボランティアとして、参加しました。

今年で3度目となるイベントで、2日合わせて400人近い来場者がありました。特に2日目は、繁昌愛実さん(4年次生)が「MUSICAからはじまるー関西紅茶文化のひろがりー」、大槻海華さん(同)が「紅茶作法のはじまりとひろがりー社会的規範としての紅茶文化ー」と題した学術セミナーを行い、日頃の研究成果を披露しました。

繁昌さんのセミナーでは、1952年に大阪・堂島で創業したレジェンド的喫茶店「MUSICA」がどのように関西における紅茶喫茶文化を広げていったのかについて、自身の調査を踏まえて総括しました。また、大槻さんは紅茶にまつわる「作法」を歴史的に遡り、イギリスのアフタヌーンティーから日本の明治時代の作法書に至るまでの流れを分かりやすく解説しました。

大原教授も近年発掘された世界最古の茶葉について簡単な報告をしました。セミナー参加者の皆さんはレジュメを読み、熱心にメモを取る姿が見られました。

また、会場では茶葉の販売店だけでなくお茶の生産者によるレクチャーや、お茶に関わる商品の販売も行われました。ワークショップが開催される中で、お茶文化の広がりや、多くの人たちが携わっていることを学生たちはよく理解できました。

また、学生たちは受付、呼び込み、茶席やワークショップの準備や補助など、会場の運営に貢献しました。また、会場スタッフだけでなく、来場者をはじめ多くの人とコミュニケーションを取り、良い経験を積むことができました。

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