明石市立松が丘小学校が主催する地域連携イベントが８月２日、あさぎり福祉センター（同市松が丘）で開催され、人文学部の教員７人と学生４人が初めて参加しました。

「明石市立松が丘小学校いどばた会議」と題し、同校が地域と連携して実施する学習プロジェクトについて、住民の皆さんと一緒に考える目的で2022年度から開催されています。矢嶋巌教授と福島あずさ准教授が明石市立小中学校の社会科教員の研究グループと交流したことをきっかけに、地域研究センター所属教員を中心に、今回の参加となりました。教員は井上豊久教授、矢嶋教授、鹿島基彦准教授、金益見准教授、福島准教授、三田牧准教授、鈴木遙講師が参加しました。

イベントでは、初めに松が丘小学校の教員から、学校が取り組む地域と連携した学習プログラムの全体像についての説明がありました。子供たちが地域に対する関心を深め、地域の課題に主体的に取り組む力を育むことを目指すとされていました。次に、地域に関わるさまざまな立場の方から話題提供がありました。松が丘の歴史、明舞団地の歴史や高齢化などの課題、地域の方々が管理されているガーデンで野菜を育てるといった小学校と地域との連携活動などに関する話題が、それぞれの発表者から紹介されました。また、矢嶋教授が、松が丘校区の一部と神戸学院大学有瀬キャンパスが同じ朝霧川流域にあることを述べ、神戸学院大学と人文学部の紹介を行いました。

話題提供の後、参加者はグループに分かれて、松が丘小学校の学習プログラムをより地域と連携したものにするためのアイデアを出し合いました。参加者からは、地域の人々も参加できるイベントの開催による交流促進などのアイデアが出ました。また地域連携に向けての本学の活動については、大学生が卒業研究を通じて小学校や地域と交流するなどの意見をいただきました。

参加した学生からは、「将来教員になることを目指しています。学校や地域でタッグを組んでいろんなことができるかもしれないヒントをもらえました」などの感想が出ました。

今回のイベントでは、松が丘の課題に取り組み、また子供たちの成長を支えるさまざまな方のご意見を伺うことができました。今後は、松が丘小学校や松が丘校区との連携を目指して、教員や学生ができることを少しずつ実施していく予定です。

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