人文学部の2年次矢嶋ゼミ生が有瀬キャンパスから大蔵谷インターチェンジ付近にかけての地域の変遷を把握するフィールドワークを行いました
2026/07/22
人文学部2年次後期の実践演習Ⅱ矢嶋ゼミは6月9日、都市郊外地域の変遷について理解することを目的として、有瀬キャンパスから大蔵谷インターチェンジ付近にかけてのフィールドワークを行いました。有瀬キャンパスは、17世紀後半に成立したと考えられている旧漆山新田村(1877年頃に生田村と合併して有瀨村が成立)に位置しています。
キャンパス北門の近くに見られる藏やJA兵庫六甲の不動産部門が掲出する不動産管理の看板、神戸西消防団漆山分団の倉庫と火の見やぐらの外観を確認した後、漆山公民館と厳島神社を把握し、漆山地区の墓地を見学し、それぞれの場所に見られる村の名残について班ごとに検討しました。
続いて、1970年代から2010年までの10年ごとの住宅地図を見ながら、大蔵谷インターチェンジまでの県道沿いに立地する家電量販店や衣料品販売チェーン店、ファミリーレストランなどが、いつどのように変化して現在に至っているのか、班ごとに確認しました。
最後に、日向前バス停の近くに位置する17世紀後半の明石藩主松平日向守信之を祀(まつ)る記念碑「日向さん」の前で、地元の方から、日向さんの説明看板を設置した理由や命日に行われている祭礼、大蔵谷インターチェンジの開設と神戸学院大学開学以降における有瀬キャンパス周辺の変化について、説明を受けました。
以上を通して、有瀬キャンパスが位置する漆山地区で目にすることができる江戸時代の村の名残や、高度経済成長期から現在にかけての地区の変化について理解するとともに、都市郊外である漆山地区の発展が旧市街地である明石市中心部の商業にもたらした影響についての示唆を得ました。
その後の演習では、班に分かれてフィールドワークの成果を発表する準備作業を進め、7月14日のゼミでは、決められたポイントについて観察・分析した結果や、明石での見学結果、京都南インターチェンジ付近の研究論文との比較結果を整理し、パワーポイントを使用して班ごとに発表しました。
授業を指導する矢嶋教授によれば、発表した学生からは、「神戸学院大学ができる前と後での町の変化を、地図や地域の方の話から実感することができた」「かつての有瀬地区は自分が住んでいる地区と似ていることから、自分の地区に必要なものが何か考えることができた」「普段通っている有瀨にも長い歴史が受け継がれていることを実感した」「京都南と有瀬という異なる地域であっても共通する特徴があることに驚いた」といった感想がありました。
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