神戸学院大学

人文学部

人文学部の矢嶋ゼミ生が加古川市のため池で「じゃことり」に参加しました

2022/12/06

兵庫県庁ののぼりを立てる手伝いをするゼミ生たち
兵庫県庁ののぼりを立てる手伝いをするゼミ生たち
泥の中に入るじゃことりも明るく前向きに
泥の中に入るじゃことりも明るく前向きに
捕獲したミシシッピアカミミガメは大物ぞろい
捕獲したミシシッピアカミミガメは大物ぞろい

加古川市西神吉町富木地区で毎年行われているため池「はす池」の「じゃことり」に11月12日、人文学部の矢嶋ゼミ3年次生18人が参加しました。この池干し作業は、ため池の堤の点検、空気にさらすことによる池底の有機物の分解促進、外来生物の駆除を目的としています。

矢嶋ゼミでは、ため池の維持作業が困難になりつつある農村の現状を学ぶとともに、富木地区のじゃことり作業を盛り上げるため、2011年から神戸学院大学地域研究センターにおける協働研究の一環として参加を続けています。今回は、兵庫県いなみ野ため池ミュージアム20周年記念リレーイベントの一つとして開催されました。富木地区のじゃことりは地元の皆さんたちによって伝統的に続けられてきたもので、この地区のため池には、話題となったテレビ番組で紹介された「かいぼり」で見られるようなゴミはほとんどありません。

ゼミ生たちは、池に入って外来種のミシシッピアカミミガメの駆除を体験したり、その場で調理した外来生物や魚などを賞味したりするとともに、地域での聞き取りや写真映像記録の調査にも当たりました。参加した学生は、「ゼミの先輩(4年次生)から聞いて、楽しみにしていた」「(自分は)亀が捕獲できなくて悔しい」などと話していました。引率した矢嶋教授は、「ミシシッピアカミミガメが増えて魚が少なくなったと考えられる状況について専門家から話を聞いたり、飛び入り参加した京都大学農学部生が取り組む研究について話を聞いたりする機会があり、今年も学生にとって有意義な協働作業となりました」と話していました。

じゃことりの後には、公民館で地元産の白米を使ったおにぎりと豚汁を頂きました。

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