神戸学院大学

人文学部

美術部鷗風会が明石市の稲爪神社に伝わる異国の鉄人を描いた顔出しパネルを奉納しました

2023/03/06

顔出しパネルを制作した橋本さん(中央)、岩本さん(左)、小寺さん(右)
顔出しパネルを制作した橋本さん(中央)、岩本さん(左)、小寺さん(右)
鉄人の顔出しパネルの横に立つ菅谷宮司
鉄人の顔出しパネルの横に立つ菅谷宮司
美術部鷗風會のサインはパネルを支える脚に表記
美術部鷗風會のサインはパネルを支える脚に表記

美術部鷗風會が、明石市の大蔵本町にある稲爪神社の由緒に登場する異国の鉄人をイメージして描いた顔出しパネルを制作し、3月2日に奉納しました。

推古天皇の時代に異国から多数の敵が鉄人に率いられて来襲し、稲妻とともに現れた「三嶋大明神」が追い払ったというのが神社の由緒です。

地域研究センターの研究員として活動する人文学部の矢嶋巌教授が、同センターと連携している同神社の菅谷誠夫宮司から制作の相談を受け、学生支援センターを通じて美術部鷗風會部長(当時)の橋本琴音さん(経済学部3年次生)に持ちかけたところ、部として引き受けてくれることになりました。

制作を主に担った岩本航太さん(法学部2年次生)と小寺萌心(もえみ)さん(人文学部2年次生)によると、絵を描くことより、木材パネルの加工や資材運搬に苦労しました。

細木佑一郞さん(人文学部2年次生)とともに裏方として制作を支えた橋本さんは、「地域の方から制作を持ちかけられてとても嬉しかったです。今後も地域から依頼があれば、応じていきたいです」と話していました。

美術部鷗風會と稲爪神社の間を取り持った矢嶋教授は、「菅谷宮司から、有瀬キャンパスが神社の氏子域に含まれるため、是非にと要請を受けました。約10年前に、明石駅のバス乗り場で美術部制作のバス路線図を見たことがあったので、できるとは思っていました。完成したパネルを見て喜んでいただき、本当に良かったです」と述べていました。

同神社では、7月に行われる夏祭りまでには、拝殿前に設置する予定です。

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