経営学部の石賀ゼミが宍粟市の観光資源を見学するフィールドワークに取り組みました
2026/06/26
経営学部の石賀和義教授の3年次生ゼミは、宍粟メイプル株式会社(宍粟市波賀町)、兵庫県信用保証協会と連携し、「道の駅はが ブラッシュアップ プロジェクト」に取り組んでいます。ゼミ生7人が6月13日、神姫バスで三宮ターミナルから山崎停留所に移動した後、道の駅を運営する宍粟メイプル社のマイクロバスで、宍粟市の道の駅や観光資源を巡るフィールドワークを行いました。途中、同社の名畑浩一社長から各観光名所について多岐にわたる説明を受け、ゼミ生も熱心に耳を傾けました。
■道の駅「はが」で新作の波賀味噌ラーメンを試食
最初に訪れたのは、1993年にオープンした近畿第1号の道の駅「はが」です。本プロジェクトでは、道の駅「はが」の活性化に取り組んでいます。まずは、社長が何度も試行錯誤して完成させた新作の波賀味噌ラーメンを試食しました。当地の波賀味噌やマチクを使い、コクがあるのに、あっさりしていて、何度も食べたくなる味に仕上がっています。ゼミ生も「濃厚なスープが麺に絡んでおいしい。食後感があっさりしていて、多くの世代に受けそう。たくさんのトッピングがうれしい」と絶賛していました。
名畑社長は、利用客増加でさまざまな施策に取り組んでいて、最近では、本年5月にオートバイ神社を設置しましたこれにより、ツーリングライダーの訪問客が増えているそうです。学生も「確かに、バイクが沢山留まっていて、神社の御利益が素晴らしい」と驚いていました。
■原観光りんご園と音水湖を視察
午後は、原観光りんご園で、原不動滝観光組合の渡邉泰喜常務理事に農園の運営について伺いました。このリンゴ園には、1000本のリンゴの樹木が植えられていて、秋から冬にかけてリンゴ狩りが行われており、は5種類のリンゴを味うことができるそうです。リンゴ果汁入りのソフトクリームも絶品とのことでした。学生は「今回はリンゴ狩りの季節でなかったが、秋にまた来訪して、採り立てのリンゴを食べてみたい」と秋に来る気満々でした。次に、カヌーのメッカと言われている音水湖を視察しました。のじぎく国体で有名になり、毎年、インカレが開催されています。視察当日はカヌーポロの練習が行われていました。学生は「自分たちもカヌーに挑戦してみたい」と興味津々でした。
■「フォレストステーション」で自然を満喫
宍粟メイプルが運営するフォレストステーションは宿泊・温泉、レストラン、キャンプ場、コテージ村を擁するリゾート施設です。オートキャンプ場などを視察し、自然を満喫しました。学生は「この自然の中にずっと居たい」と喧騒から逃れたひとときを楽しんでいました。
フォレストステーションの敷地内には森林鉄道が敷設されていて、昨年6月から定期運行が開始されています。名畑社長から、鉄道づくりについて、中古車両を確保した経緯や、地域の人々が協力して工事を進めたこと、資金集めがとても大変なことなどの詳しい説明がありました。学生は「森林鉄道に乗るだけでなく、その歴史や敷設の過程についてもいろいろな人に知ってもらいたい。資金に合わせてプロジェクトを進めることが成功の秘訣だ」と森林鉄道の意義を考えていました。
■道の駅「みなみ波賀」でご相伴
自然に触れた後は、二つ目の道の駅「みなみ波賀」に向かいました。ちょうど、かきもちが揚げあがっていて、まず試食品を味わいました。その後、野菜や特産品の販売所を見学し、波賀味噌や自家製パンなどの特産品を購入しました。学生は「これだけの商品があれば、休憩スポットとしても大人気だろう」と業績が好調なことに納得していました。
■酒蔵2カ所を見学
宍粟市は日本酒発祥の地であることから、地元の酒蔵を見学しました。三陽盃酒造は、日本酒以外に、酒粕入りのカステラや塩を販売するなど、多角化に挑んでいます。老松酒造は、地元で有名なレストランがあり、利き酒サービスも提供しています。学生も「酒好きにはたまらない店づくりだ」と実感していました。
■地域の皆さんとの意見交換
最後に、学生の代表が地元の皆さんと意見交換を行いました。宍粟市では、「地域に住む人が幸せを感じる地域づくり」を目指すプラチナタウンプロジェクトが開始され、そのなかの案件として、山崎待合所(バスのターミナル)の改築に取り組む「山崎待合所リニューアルプロジェクト」が進められています。昨年は、ロゲイニングというゲームを利用したバスの乗り継ぎイベントを開催しました。本ゼミでも、この山崎待合所に自動販売機を設置するプロジェクトに取り組んでおり、互いに協力しあうことを確認しました。学生は「どんどん協力していきたい。一方で、リニューアルプロジェクトは、バス利用客の増加や周辺の街づくりにも取り組むなど大規模で、どこまで協力できるか不安」と複雑な心境を語っていました。
■フィールドワーク全体の感想
ゼミ生からは、今回のフィールドワークを踏まえて、「今回初めて訪れてみて、多様な観光スポットがあり、魅力が詰まった町だと感じた」「自然もたくさんあるので、若者にも注目が集まる町だと思う」「話題を作り認知度を上げて、地域のにぎわいにつなげていきたい」「この町の良さを多くの人に伝えたいので、観光客を増やすまちづくり活動に取り組んでいきたい」などの感想がありました。石賀教授は、今回のフィールドワークについて、「学生は、いろいろな施設を見学して、多くの体験をした。こうした経験を、今後の地域活性化プロジェクトに活(い)かして欲しい」と今後に期待を寄せています。
