神戸学院大学

経営学部

経営学部の石賀ゼミで統計データの活用方法についての特別講義がありました

2025/10/16

特別講義する兵庫県立大学の芦谷特任教授
特別講義する兵庫県立大学の芦谷特任教授
芦谷特任教授の授業について石賀教授の説明を聴くゼミ生
芦谷特任教授の授業について石賀教授の説明を聴くゼミ生

宍粟市の「道の駅はが ブラッシュアップ プロジェクト」に取り組んでいる経営学部の石賀和義教授の3年次生ゼミで兵庫県立大学ソーシャルデータサイエンス研究所の芦谷恒憲特任教授が10月8日、統計データの活用方法について特別講義しました。

まず、 「データから見る宍粟市」と題し、宍粟市の総人口の推移を見ると、25年間に3割減少していること、75歳以上の後期高齢者人口が多いこと、14歳以下の年少人口や働き手の生産年齢人口が少ない逆ピラミッドの形になっている人口構造の特徴を確認しました。

続いて統計データの見方、 使い方の説明に移り、統計データの作成例や統計の種類、 分析データの取り扱いポイント、 データの読み方を分かりやすく説明してもらいました。統計で用いられる記号や統計の単位の読み方や統計グラフ利用のポイントなどについても学びました。

芦谷特任教授は、国の省庁や地方自治体の統計ページでは特に政府統計の総合窓口(e-Stat)や 兵庫県の統計 ページが役に立つことを強調しました。統計数値で確認することとして、 誰が作ったか、調査対象は何か、いつ作られたか、どのように調査したか、質問したかなども注目すべきだと教わりました。

最後に 統計調査の方法として全数調査と標本調査があり、その方法については調査員調査、 郵送調査、オンライン調査 があることも学びました。統計データの活用に向けて必要な作業は、可視化、共有化、効率化などが挙げられました。

学生からは10月13日にゼミで参加する子ども向けイベント「シンキッズフェスティバル」で実施する「宍粟市の魅力発見アンケート」で質問項目やサンプル数などに関する質問が出ました。受講した学生たちは統計データの集め方や活用方法について体系的に学び、「調査の目的によって調査方法を変えたり、アンケート方法も対象者によって変えたりすることが大切だと分かった」などの感想を寄せました。

学生たちは芦谷特任教授のアドバイスを受けて、同フェスティバルで統計的に価値のある調査を実施することができました。