神戸マルイで経営学部の辻ゼミ生が環境保護とごみ減量を考える展示をしています
2021/12/21
神戸市中央区の神戸マルイ3階で経営学部の辻幸恵教授の3年次ゼミ生が環境保護やごみ減量を考える展示をしています。1月末までで、ゼミ生は常駐しませんが、当番で来場者に応対しています。会場はフリマアプリ「メルカリ」の体験ストア「メルカリステーション」の隣です。
会場でまず目を引くのは、神戸市の指定ごみ袋の山。「このごみの山は何?」と書かれています。答えは壁のパネルにあり、神戸市の4人家族で1カ月に排出される平均的なごみの量を示しています。45リットルのごみ袋11.6個分にものぼります。
パネルには、ゼミ生が調べたごみ減量のキーワードやテーマが紹介されています。「3R」は「Reduce」(リデュース=削減)「Reuse」(リユース=再利用) Recicle(リサイクル)を表します。リデュースには、製品を作るのに使う資源の量を少なくすることも含まれます。Reuse(リユース)の一例として、自分専用のボトルを持ち歩く「マイボトル運動」の説明があり、ごみの削減や飲料代の節約などにつながることが書かれています。
さらに3Rの実現に必要なのは衣類のリサイクルです。ゼミ生が持ち寄ったリサイクル可能な衣類が展示されています。衣類の廃棄問題は、ごみ減量のためには解決すべき問題で、1人あたりの衣類の年間購入枚数、手放す枚数、着用しない枚数をデータで示しています。
このほか、廃プラスチックによる海洋汚染の状況などについても調べてクイズ方式で展示しました。
当番で案内役をしていた江草美千琉さんは、「自治体指定のごみ袋を使うメリットはどこにあるのかなどと、展示を見て質問なさる方もおられ、すぐ答えられるように勉強していないといけないと感じます。隣のメルカリステーションでリサイクル出品の説明を受けてから立ち寄ってくださる方も多く、3Rの実現に私たちの展示が役立てばうれしいです」と話していました。



