神戸学院大学

経営学部

経営学部の石賀ゼミが産学連携で開発した酒粕入り新作チーズケーキの発表会を開きました

2026/10/05

新作チーズケーキを完成させた石賀ゼミ生4人(前列)と「カッサレード」の大西さん(後列右端)、浜福鶴吟醸工房の藤森さん(後列左から2人目)。後列左端は同社物販担当主任の張海潮さん、同右から2人目は石賀教授
新作チーズケーキを完成させた石賀ゼミ生4人(前列)と「カッサレード」の大西さん(後列右端)、浜福鶴吟醸工房の藤森さん(後列左から2人目)。後列左端は同社物販担当主任の張海潮さん、同右から2人目は石賀教授
完成したバスクチーズケーキ(右手前)とレアチーズケーキ(左奥)。中央は銘酒「七ツ梅」
完成したバスクチーズケーキ(右手前)とレアチーズケーキ(左奥)。中央は銘酒「七ツ梅」
発表する石賀ゼミ酒粕班の4人
発表する石賀ゼミ酒粕班の4人
説明する蔵人の藤森さん
説明する蔵人の藤森さん
説明するオーナーシェフの大西さん
説明するオーナーシェフの大西さん
試食用のチーズケーキを準備する石賀ゼミ生
試食用のチーズケーキを準備する石賀ゼミ生

経営学部の石賀和義教授の3年次生ゼミが日本一の酒どころ「灘五郷」にある浜福鶴吟醸工房(小山本家酒造が運営)、パティスリー(洋菓子店)「カッサレード」(いずれも神戸市東灘区に所在)と連携して酒粕を使った新作チーズケーキを開発し、9月30日、ポートアイランド第1キャンパスでお披露目会を開催しました。若者の日本酒離れという企業の課題に対し、学生ならではの視点で解決策を考えるプロジェクトとして取り組みました。

まず石賀ゼミ酒粕班の4人が「若者の酒文化」と題して発表しました。酒粕班は、「神戸の地場産業である酒造業の活性化には、自分たちと同じ若い世代へのアピールが大切」との想(おも)いから、浜福鶴吟醸工房を訪問しました。その際、「子どもが楽しそうにしていない」「お酒以外の商品を食べる場所が限られている」との印象を受け、「若い人が手に取りやすいものに酒粕を組み合わせた商品をつくりたい」との考えにたどりつきました。そして、浜福鶴吟醸工房周辺で酒粕入りチーズケーキを販売しているカッサレードに目をつけて、同工房とのコラボを提案しました。こうしたコラボの経緯を説明するとともに、今後はゼミ生で酒粕入りのベビーカステラ(ベビー粕テラと命名)づくりに取り組みたいとの意気込みを示しました。

続いて浜福鶴吟醸工房の蔵人(くらびと)、藤森聡さんによる酒造りの工程の説明がありました。同工房は神戸・灘五郷の一つ「魚崎郷」にある酒蔵です。灘の伝統的な酒造りを受け継ぎながら、「最高の灘酒を追求する」という精神のもと、米・水・人の技を大切にした酒造りを続けています。阪神・淡路大震災(1995年)で全壊しましたが、ガラス越しに酒造りを見学できて、商品の販売ギャラリーもある浜福鶴吟醸工房として再建されました。「伝統的な日本酒の製造方法の面白さ、灘五郷という地域の魅力を感じています」と、藤森さんは語りました。今回のコラボ商品で使用した「七ツ梅」は江戸中期には「酒は剣菱・男山・七ツ梅」として天下の三銘柄と称され、伊丹の酒蔵で造られていました。しかし蔵元が廃業し、埼玉の酒蔵に受け継がれ、300年の時を経て浜福鶴の蔵人に継承されました。

さらにカッサレードのオーナーシェフ、大西秀輝さんから新商品の説明がありました。今回の酒粕入りチーズケーキは、バスクチーズケーキ(ベイクド)と、レアチーズケーキの2種類で、香り付けに七ツ梅を使っています。学生と何度も話し合い、アルコール度数が1%未満になるように酒粕や七ツ梅の混合割合を調整し、納得のいく商品ができました。「酒粕とチーズは不思議と相性が合う」「長い歴史の七ツ梅が香りをかぐわせています」と述べました。この商品は、10月1日から販売を始め、「神戸ひがしなだスイーツめぐり」(10月3日~11月8日)でも「灘の酒レアチーズケーキ(浜福鶴)」(680円)として販売されます。器は美濃焼の猪口(ちょこ)になっていて、食べた後も楽しめます。

大西さんは子供のころ、内科医師の父の留学先である米国カリフォルニア州サンディエゴ市に滞在した際、近所の女性が作ってくれたスクエアチーズケーキの味が忘れられず、チーズケーキ専門店を開くに至ったエピソードも披露しました。最後に参加者全員に今回商品化した2種類のチーズケーキを試食してもらいました。

浜福鶴とカッサレードをマッチングするきっかけを作った小原来望さんは、「日本酒の苦手な人でもおいしく食べていただける商品ができあがり、とても感謝しています。今後はSNSなどで積極的に発信していきたいです」と話していました。

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