神戸学院大学

経営学部

経営学部の新入生歓迎会があり、洲本市の「あわかん~釣りと家族の体験型旅館~」女将、淡路島観光ホテル代表取締役の上村早苗さんが講演しました

2026/04/07

笑顔で学生に話す上村さん
笑顔で学生に話す上村さん
着物姿がりりしい上村さん
着物姿がりりしい上村さん
上村さんの講演を聴く新入生
上村さんの講演を聴く新入生
上村さんに御礼を述べる辻幸恵教授(左)
上村さんに御礼を述べる辻幸恵教授(左)

経営学部の新入生歓迎会が4月3日に開かれ、洲本市の「あわかん~釣りと家族の体験型旅館~」女将で、経営主体の株式会社「淡路島観光ホテル」代表取締役を務める上村早苗さんの講演がありました。

上村さんは2004年に本学法学部国際関係法学科(当時)を卒業し、第24代クイーン淡路(現・淡路島観光アンバサダー)としても地元・淡路島の観光PRに貢献しました。実家が経営していた不動産業で営業職の経験もあります。2009年に同ホテル(旅館)を取り仕切っていた夫と結婚し、いきなり女将に。代表取締役も夫から引き継ぎ、地域の観光業界の「顔」としてメディアでも再々紹介されています。

講演のテーマは「大人っておもしろい! 26年前の私へ」。参加した新入生約330人に上村さんがスマホでアンケートしたところ、「社会人になることは楽しみですか」の問いに「もちろん」は14%、「それは自然な流れだね」は48%と合わせて6割が肯定的な回答でしたが、「できればピーターパンでいたい」も31%、「絶対にいやだ」も13%ありました。

そこで上村さんが示した「大人っておもしろい!」の理由は、「世の中は問題ばかり」で、問題や課題を見つけて解決すると、感謝され、社会に貢献することもできるからだということでした。まずは問題や課題を見つける力が大事で、解決する手段としては本をたくさん読み、理論や分析方法を学ぶこと。この過程は大学での学びと変わらないといいます。

上村さんは「学んだ手段はどんどん使って地域の救世主になって」と呼び掛けました。「大学生が地域に入るだけで解決できることがあります」という理由は、「ほとんどの地域は高齢化しているので。課題解決のために来てくれるだけで歓迎されます」と経営学部の産官学連携による企業や自治体の課題解決をめざす学びにもつながる話となりました。

上村さんが国際関係法を学んだのは、「武器によるハードパワーに戦争の抑止効果があるかどうかは疑問だし、ソフトパワーによる積極的平和の在り方を学びたかったから」だと言います。「観光で世界を平和にする」という考え方に共鳴し、「海外からのお客様に日本に来てよかったと思っていただき、世界の国々同士の人的交流を促進すること」が、観光に関わる仕事を通じて上村さんが実践していること。これから経営学を学ぶ新入生の胸に響きました。

最後に4年間で経験してほしいこととして、上村さんは「多様な出会いと多様な失敗」を挙げ、「失敗を恐れずに前進することが大事」だとしめくくりました。