経営学部の石賀ゼミが灘五郷の浜福鶴吟醸工房と新たなマーケティングに連携して取り組みます
2026/01/26
地域活性化に取り組んでいる経営学部の石賀和義教授の2年次生ゼミは1月18日、日本一の酒どころ「灘五郷」の浜福鶴吟醸工房(神戸市灘区)を訪問し、未成年者にも日本酒の文化を楽しんでもらう新たなマーケティング戦略を提示し、ふさわしい商品として甘酒キャラメルの宣伝に連携して取り組むことになりました。
■顧客の拡大を図る
石賀ゼミの2年次生は、灘五郷の来訪者は日本酒に関心がある人や酒類が好きな人が多く、嗜(し)好に偏りがあると分析しました。そのニーズに応えるため、お酒以外の商品をアピールすることで、未成年者などのすそ野を広げ、顧客の拡大を図ることができると考えました。また、神戸学院大学のオープンキャンパスの来場者は、神戸のほかに、中四国などの地方からの方もいるため、灘五郷の商品を土産として周知することで、灘五郷の酒造り文化の認知度を高めることができるとして、商品の宣伝を提案しました。
■日本酒ができるまでを学ぶ
浜福鶴(社名は小山本家酒造灘浜福鶴蔵)は江戸期の1808年に創業した清酒、リキュールを製造販売する酒蔵です。吟醸工房は酒造りの全工程をガラス越しに見学できる観光施設となっていて、限定酒やオリジナル商品の直売も行っています。まず最初に、今年米寿を迎える案内人の宮脇米治さんから、自ら取り組んできた伝統的な手法による酒造りについて講義していただきました。「灘の酒蔵は、六甲山系のおいしい水と地元の豊穣なお米で非常においしいお酒が造られている」との説明がありました。また、酒造りでは、「一麹、二酛、三造り」と呼ばれる「麹造り」が非常に大事であることを教わりました。ゼミ生が興味を持っている酒粕は、清酒の圧搾工程で日本酒とともに製造されることを学びました。その後、現代の醸造過程を示している吟醸工場を見学しました。
■甘酒キャラメルを宣伝
見学の後、ゼミ生は物販リーダーの張海潮さんと提携内容について意見交換しました。浜福鶴は、多岐にわたる商品を販売しています。オープンキャンパスでは、高校生のほかにも家族で来場される方が多く、子どもたちにも食べていただけるような商品の提供が想定されます。そのような商品として、「甘酒キャラメル」が選定されました。この商品を提供してもらい、ゼミ生が少量の個包装に詰め替えて、来訪する高校生に提供することで、協力関係が合意に達しました。
■「灘の酒蔵の魅力を伝える」
張海潮さんは「この度は、神戸学院大学のオープンキャンパスにおける商品の宣伝に、お声がけいただき、誠にありがとうございます。弊社といたしましても、可能な限りご協力させていただきます」と話し、全面協力の意向が示されました。
ゼミ生は「甘酒キャラメルは高校生にアピールできる商品です。オープンキャンパスで本学を知ってもらうだけではなく、地方から訪れる高校生にも積極的にアピールして、灘の酒蔵の魅力を伝えていきたいです」と意気込んでいます。
石賀教授は、「お酒を飲めない未成年者に向けたマーケティングは、飲むことが大好きなおじさん世代からは発案できない、学生ならではのフレッシュな発想であり、感服しました。灘五郷の文化を広めることで、地域の新たな価値創造ができればうれしいです」とコメントしました。
