経営学部の石賀ゼミ生が「フレミラ宝塚」と連携して中学生のキャンパスツアーを行いました
2025/07/25



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経営学部の石賀和義教授ゼミ(2年次生)が7月19日、宝塚市立老人福祉センターと同市立大型児童センターの複合施設「フレミラ宝塚」を利用する中学生5人と引率する職員5人をポートアイランドキャンパスで迎え、ゼミ生4人が案内役を務めました。
「フレミラ宝塚」は、宝塚市在住の小・中・高生が利用できる大型児童センターとして、スポーツ、学習、趣味、くつろぎが可能なスペースを設置しています。これらの利用を通じて、児童の心身の発達を促し、異なる年齢や学年の児童・生徒同士が仲間づくりや居場所づくりができるように支援しています。
「フレミラ宝塚」と連携して事業活性化に取り組む石賀ゼミに同施設から、「中学生が、年齢の近い大学生との交流を通じて、将来の目標や、やりたいこと等について考えるきっかけをつくってほしい」との相談がありました。このため、ゼミでは、友だちと自由に過ごすことができる大学の良さを知ってもらい、就職などの将来の選択肢を広げるためのイベントとして、キャンパスツアーを企画しました。
キャンパスツアーでは、自己紹介を行った後、まず図書館を見学しました。中学生たちは、蔵書の多さに目を輝かせていました。続いて大講義室と法廷教室を見学しました。大規模教室の大きさを実感するとともに、法廷教室では冗談で裁判官さながらの身振りをやってみせる生徒もいました。
その後、トレーニングルームを見学し、多目的ホールで卓球大会を行いました。中学生たちは、いつでもトレーニングができる環境を見て、いますぐトライしてみたいと意欲的でした。卓球は、中学生、学生、同施設の職員が一緒にプレーして、交流を深めました。お腹がすいたところで、学生食堂「シーガル」で昼食にしました。メンチカツ定食、カレー、蕎麦などを食べながら、多くの話題で盛り上がりました。最後に教室で、石賀教授から、お金についての話と勉強をすることの意味についての講義を受け、大学生も中学生も一緒になって意見を交換しました。あっという間のひとときでした。
中学生からは「大学のいろいろなところを見て回ることができて、うれしかった」「図書館にいろいろな本があって面白かった」「お昼ごはん食べたり、卓球をやったりできたので、楽しかった」「法廷教室では裁判官の気分を味わうことができた」「今度は木槌でカンカンしてみたい」などの感想がありました。
石賀ゼミの学生は「中学生と普段話す機会がなかったので新鮮でした」「当初は企画が大雑把で先行きが心配でしたが、ツアーの内容をしっかり固めることができ、とても有意義でした」「中学生と大学生が一緒になる経験は貴重だと思うので、中学生の生徒さんが将来を考えるヒントになればとてもうれしいです」「前にフレミラ宝塚を訪問したときにお会いした生徒さんと再会でき、初めて会った生徒さんとも仲良くなれたので、とても楽しかったです」と語りました。
「フレミラ宝塚」の宮田慎之館長は、「みなさんの未来は可能性に満ちあふれています。将来の選択肢を広げるために、いろんなことに挑戦し続けることが大切だと思っています。これからのチャレンジや経験することの全てが自分の糧になり、必ず次に活(い)きていきます。今日の経験やご縁を大切にして、前に進んで行って欲しいと思います」と呼びかけました。
最後に石賀教授があいさつし、「勉強は人生を豊かにするためにするものです。苦しいときもありますが、その後には素晴らしい未来が待っています。そして、大学はとても自由なところであり、とても面白いところです。是非いらしてください」と締めくくりました。