神戸学院大学

経営学部

経営学部の辻ゼミと「株式会社omochi」が小学生向けに消費者教育の教材を共同開発します

2023/09/06

伊藤さんのリードでワークショップに取り組む学生ら
伊藤さんのリードでワークショップに取り組む学生ら
アイデアを発表する学生
アイデアを発表する学生
アイデアを発表する学生
アイデアを発表する学生
アイデアを発表する学生
アイデアを発表する学生
アイデアを発表する学生
アイデアを発表する学生

経営学部の辻幸恵教授の3年次生ゼミと、食育などに携わる「株式会社omochi」(神戸市灘区)が小学生向けに消費者教育の教材を共同で開発することになり、9月4日、ポートアイランド第1キャンパスで初の全体ミーティングを実施しました。

同社教育事業部の伊藤鴻志郎さんを講師に招き、グループごとに「遊びを通じてSDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ」アイデアを考えるワークショップを実施してもらいました。

伊藤さんは、視察に訪れた米国のスタンフォード大学で「デザイン思考」を発信し、シリコンバレーの起業家も育てている「d.school」に掲げられていた標語「YES, AND!(いいね、そして)」を紹介し、「日本人の思考に多いのは『YES,BUT(確かに、でも)』ですが、「YES, AND」の姿勢で他人のアイデアを取り入れ、さらにいいものにすることが大切です」と話しました。

伊藤さんのリードでゼミ生らは、まずSDGsを要素に分解して思いつく言葉をできるだけたくさん書き出しました。次にそれらの言葉から子どもが興味を持つさまざまな遊びを連想していきました。最終的に、具体的な「遊び」の内容を考え、テーマ(SDGs)に紐づけてアイデアをまとめる方法を実践で学びました。

各グループは、人生ゲームやサバイバルゲーム、カタン(ボードゲーム)、双六をベースに、リサイクルやリユース、海の浄化、フェアトレードなど、SDGsに関する事柄を遊びながら楽しく学ぶ方法を発表しました。

この教材開発の取り組みは、文部科学省と消費者庁が実施している「持続可能な地域社会の実現に向けた消費者教育及び環境教育推進事業」のうち「成年年齢引き下げを踏まえた効果的な消費者教育実践モデル構築」に辻ゼミなどの提案が採用されてスタートしました。具体的な内容はこれから検討します。