神戸学院大学

経営学部

経営学部の石賀ゼミが「みなと銀行」と課題解決プロジェクトを始めました

2023/04/13

石賀ゼミの「課題解決プロジェクト」の授業
石賀ゼミの「課題解決プロジェクト」の授業
みなと銀行の地域戦略を語る楡井部長(左から2人目)
みなと銀行の地域戦略を語る楡井部長(左から2人目)
若年層と接点を持つ必要性を語る平野主任(右端)
若年層と接点を持つ必要性を語る平野主任(右端)
みなと銀行のInstagramコンテンツをチェックする学生たち
みなと銀行のInstagramコンテンツをチェックする学生たち

経営学部の石賀和義教授の3年次生ゼミで神戸市中央区に本店を置く金融機関「株式会社みなと銀行」の皆さんを招いての「課題解決プロジェクト」の授業が4月12日に始まりました。

ゼミに参加してもらったのは、同社地域戦略部の楡井義丈部長、同部の樋口芽似マネージャー、営業統括部の平野結依デジタルマーケティングチーム主任の3人。樋口マネージャーからは同社の企業としての概略や業務の紹介がありました。関西みらい銀行とともに関西みらいフィナンシャルグループを形成し、兵庫県内に101の店舗網を持つ、地方経済と県民に密着した地方銀行です。

人口減少と少子高齢化で顧客の確保に金融機関も対応を迫られています。このため、地方創生には特に力を入れ、地域の良さに気づいてもらう産官学連携ツアーなども実施していると紹介がありました。

どの金融機関もこれからは若年層の顧客との接点を持ち、資産形成についての関心を持ってもらう必要があります。ところが、コロナ禍で窓口来店者が減り、IT化・キャッシュレス化による非対面ツールの普及による接触機会の減少が壁になっているのも事実です。そこで、同社はSNS「Instagram」のアカウントを開設し、アカウントを活性化し、顧客増にも生かす良いアイデアをゼミ生の若い感性を生かして提案していくことになりました。

同社のInstagramでの発信内容は、①みなと銀行の取り組みや支店紹介②「資産形成などの金融教育・金融情報③県内の観光スポットや取引先のお店紹介――が3本柱です。担当の平野主任からは「お金に関する記事の閲覧数が伸びにくい」「20代までの若い年齢層のファンをもっと増やしたい」「ホームページのアクセス数が伸びないので、SNSから誘導したい」と、解決してほしい具体的な要望がありました。

ゼミ生からは「ハッシュタグをもっとヒットしやすいものにする必要があるのでは」「お金についての情報を若者に伝えるにはTikTokで、やわらかくて短い動画を使ったほうが効果的なのではないか」などの意見が出ました。石賀教授は「サムネイル画像とハッシュタグをどうするかが重要ですね」と、第一印象を伝えました。

大学コンソーシアムひょうご神戸からもこの日の授業の取材をいただきました。

ゼミでは検討を重ね、7月ごろに再び「みなと銀行」の皆さんを授業に招いて学生のプレゼンテーションと意見交換を実施する予定です。